[今日の視点]貴金属=現物高・円安で上昇、テクニカルからも買い方に有利

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金、プラチナが上昇して寄り付く見通し。金はニューヨーク高を受けたド
ル建て現物相場が2648ドル台に上昇、円相場が1ドル=158円台前半に下落から
買い優勢となろう。先限が夜間取引で昨年11月25日の高値を上抜き、11月7日以
来の高値をつけ、テクニカルからも買い方に有利に働き、30〜80円程度の上昇で小
じっかりと推移か。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク大幅高を受
け、ドル建て現物相場が950ドル台に乗せていること、円安から、買い優勢となり、
65〜90円程度の上昇で推移を予想。
 銀は玉の出方次第だが、円小幅安、ニューヨーク銀小幅続伸から買いが優勢となりや
すい環境。パラジウムは出来ずを継続。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は4.50ドル高の
2648.35ドル、銀が2セント安の3005セント、プラチナが14.99ドル高
の953.92ドル、パラジウムは5.03ドル高の928.67ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.18/19円で、前営業日の
大引け時点から0.42円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万3525円前後、銀は153.0円前後、プラチナ
は4813円前後、パラジウムは4600円前後。
【金はトランプショックに備えた買いが根強く続く】
 金はきのうの海外市場では、ドル高にも堅調に推移した。20日に米トランプ大統領
の就任を控え、投資家は慎重姿勢を強めている。昨年12月のISM非製造業指数景
況、11月のJOLT求人件数が事前予想より強気の数字となったが、今後の米労働市
場が好調を維持できるか不安視する声もある。米中関係の悪化、中東リスク、米株式市
場でトランプショックで急落リスクに備え、金を買う動きは根強く続くのではないか。
 JPX金は先限が夜間取引で1万3578円の高値をつけた。昨年11月25日の高
値1万3560円を突破し、11月7日以来の高値をつけた。買い方に有利な値位置に
なっている。今日の東京時間は円安が158円台半ばに進めば1万3578円に接近す
るまで上昇か。
【プラチナは現物相場が950ドル台で値固めできるに注目】
 プラチナはきのうの海外市場では、大幅高となった。アジア時間の午後から上伸の兆
しがあり、欧州時間になり、上伸に拍車がかかった。ドル建て現物価格はこれまで強い
抵抗線になっていた950ドルを超えた。ニューヨークプラチナ期近4月限は抵抗線の
970ドルを上抜き、979.3ドルまで値を飛ばした。出来高の増加を伴った上昇と
なり、970ドル超えで売り方の買い戻しが膨らんだもよう。今後、数日間、ドル建て
現物相場が950ドル台で値固めできるかに注目したい。
 JPXプラチナ先限は、夜間取引で4821円まで上昇し、昨年12月25日の高値
4815円をわずかに上抜いた。次に高値のメドは11月21日の高値4867円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者物価指数 2024年11月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 生産者物価指数 2024年11月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 小売売上高 2024年11月(連邦統計庁)
【経済】16:00 製造業受注 2024年11月(経済技術省)
◆ フランス ◆
【経済】16:45 国際収支 2024年11月(フランス銀行)
【経済】16:45 貿易収支 2024年11月(INSEE)
【経済】16:45 消費者信頼感指数 2024年12月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:15 雇用統計 2024年12月(ADP)
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】1/9 04:00 FOMC議事録公表 12月17-18日(FRB)
【経済】1/9 05:00 消費者信用残高 2024年11月(FRB)
【工業】1/9 00:30 週間石油統計(EIA)
MINKABU PRESS 森 成俊

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