原油の2025年5月限は上昇。一時7万4000円まで急伸する場面があった。 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比402万 2000バレル減となった。製品在庫が大幅に増加していることからすれば、製油所稼 働率が上昇し、原油在庫の取り崩しにつながった可能性が高い。また、受け渡し地点で あるオクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比311万5000バレル減と、大幅に 減少している。 米エネルギー情報局(EIA)が発表する週報でクッシングの原油在庫は2254万 バレルで推移しており、この水準から300万バレル程度の減少となるならば、クッシ ングの原油在庫はタンクボトムにあると思われる。タンクボトムとは、受け渡し地点で 最低限確保しておかなければならない在庫水準であり、簡潔に言えばこの節目を大きく 下回って現物を渡すことが不可能な水準として認識されている。現物を渡すための在庫 がなければ売りたくともネイキッドショートするしかないが、裸の売りとわかっている ならば、投機的な買いに狙われる可能性が高く、売りは極端に減少する可能性が高い。 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.41ドル高の74.66ドルで推 移。本日これまでのレンジは74.52〜74.78ドル。 原油5月限の予想レンジは7万2500円から7万3500円、ガソリン先限は8万 2500円から8万3500円、灯油先限は8万3500円から8万4500円。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。