−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,635.5 +43.3 シカゴ大豆 2025/11 1,031.50 - 9.50 NY銀 2025/12 4,206.0 +46.8 シカゴコーン 2025/12 418.00 - 5.00 NYプラ 2025/10 1,455.1 +42.9 NY原油 2025/10 63.97 -1.62 NYパラ 2025/12 1,186.60 +33.30 ドル・円 148.13 -0.26 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147.80円台で買い支えられる NY為替市場はドル売りが強まり、ドル円は一時147円台に急落した。この日公表 された7月分の米求人件数を受けてドル安の反応が強まっている。米求人件数は718 万人と下方修正された前回分の735万人から減少した。一部では増加するのではとの 見方も出ていただけに、ネガティブ・サプライズが大きかったようだ。 ドル円は発表前の148円台後半から一気に147円台後半に一時下落。この発表を 受けて短期金融市場では、9月FOMCでの利下げの確率を95%まで高めている。急 上昇していた米国債利回りも上げ幅を縮小している。 今週は米雇用統計を始め、重要指標が目白押しでFRBの利下げ期待を正当化するか 市場は注視している。その意味でも本日の弱い米雇用指標に敏感に反応していたよう だ。 ◎NY貴金属=続伸、予想以下の米求人件数が支援 ニューヨーク金、銀は続伸。 金12月限は続伸。時間外取引は、米関税の不透明感などを受けて押し目を買われた が、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて堅調となっ た。日中取引では、予想以下の米求人件数やドル安を受けて買い優勢となり、一代高値 を更新した。 銀12月限はドル安や金堅調を受けて一代高値を更新した。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、買い一巡後 は上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて堅調となった。日中取引で は、予想以下の米求人件数やドル安、金堅調を受けて買い優勢となったが、序盤の買い が一巡すると、上げ一服となった。 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=銅はニューヨークダウ続落を受け小反落、ニッケルは反発 アルミ3カ月物は変わらず。2623ドルで小高く取引を開始した後に2623. 50ドルの高値に達したが、アジア株や銅の軟調が弱材料視されて値を落とし2607 ドルの安値を記録。売り警戒から買い戻されて2620ドル台を回復した。その後、売 り直されたが2610ドル台を維持する底堅さを見せる一方、上値は米財政不安を受け たニューヨークダウが続落したことに抑制され、前日と同値で取引を終えた。 銅3カ月物は小幅反落。1万0018ドルで堅調で取引を開始した後に堅調で終えた 前日の流れを引き継ぎ1万0038ドルまで値を切り上げた。しかし、米中対立への警 戒感を受けてアジア株が軟調となったことに追随する売りが優勢となり、値位置を落と し、一時9930ドルまで下落。欧州の時間に買い戻されたものの、戻り待ちの売りを 浴びて再び9930ドルまで値を落とした。米国の時間帯には大部分が違法との判決を 受けた米トランプ関税や米財政の今後の見通し不透明感からニューヨークダウが頭重い 動きとなったことが上値抑制要因となり1万ドルに達すると売り直される安もみとな り、マイナスサイドのまま引けを迎えた。 ◎NY原油=反落、OPECプラスの中核国が増産を検討との報道で ニューヨーク原油の期近は反落。 今週末7日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合を控えて、主要 産油国が追加増産を検討していると伝わったことが重し。この会合における生産枠の据 え置きが期待されていたことから失望売りが強まった。OPECプラスの中核国は日量 220万バレルの自主減産を9月で解消することですでに合意していることから、生産 枠を引き上げる場合、日量166万バレル規模の自主減産の巻き戻しについて協議が行 われる公算。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は揃って続落、コーンは反落 大豆は揃って続落。 9月を迎え米国での収穫開始が意識されるなか、供給量の増加観測が重石となった。 また、米中間の対立悪化が米国の対中大豆輸出に影響するとの警戒感が強まったことも 売りを呼ぶ要因になった。 コーンは反落。 米国産コーンが順調に生育が進行するなかで収穫期を迎えていることで需給緩和見通 しが強まり売り優勢となった。ただ、これまでの下落で大豊作見通しを既に織り込んで いるため下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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