続伸、産油国会合を控えサウジが売り方に警告=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=72.91(+0.86 +1.19%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.86~0.88ドル高。その他の限月は0.20~0.91ドル高。

 北半球の夏場の需給が逼迫化すると警戒されていることが相場を押し上げた。来週月曜日は米国がドライブシーズン入りする目安であるメモリアル・デーで、ガソリン需要の拡大が期待されている。昨年は露によるウクライナ侵攻でガソリン相場が荒れていたものの、今年は値動きが落ち着いている。来月の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控えて、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が石油の売り方に警告を発したことも支援要因。追加減産が意識された。

 時間外取引で7月限は上値が重く、一時71.71ドルまで軟化。ただ、通常取引開始に向けて買いが優勢となり、73.76ドルまで上げた。

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