第4回、トレンドラインとチャネルライン、その2

第4回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』

□皆さんおはよう! さて、第4回目。トレンドラインとチャネルラインの続きだ。前回を読んでない人は前回をまず読んでくだされ。 さて、今度は下降トレンドだが、もうわかるね?ムサシ君、トレンドラインを引いてごらん。 ■「助手のムサシです。前回、勉強したのでわかりますよ。上昇トレンドは小波動の底が全部入るように直線を引く。下降トレンドはその逆ですよね。つまり、こうでしょ。」 □残念、はずれ!まだわかってないようだね。 下降トレンドはね、下降の波動のアッパーラインをつなぐのだ。上昇トレンドの時と同じように全部が収まるようにね。 ■「そうなんですか?」 □ムサシ君はトレンドラインを引く意味がわかってないな。ただ、引きゃいいってもんじゃない。 ■「トレンドラインを引く意味?考えたこともありませんでした。」 □だから成長がない。この講座は「使える」テクニカル講座。なんのためにそれをするのかという意味こそ大事じゃ。 わかりやすく言おう、上昇トレンドは、トレンドラインに支えられて上昇する。つまりトレンドラインは下値サポートラインというわけじゃ。それに対し、下降トレンドはトレンドラインに頭を抑えられて下落する。つまりトレンドラインは上値の抵抗ラインというわけじゃ。 そのトレンドラインを価格が破ることにより、上昇トレンドが破綻した、下降トレンドが破綻したと判断する。だから、下降トレンドでは波動の上にトレンドラインが来なければ、それを打ち破ったことに意味が出てこないのじゃよ。 ■「深い。深いですね。講師。」 □ここら辺で感心するのはきみだけ。まだまだ先が長いぞ。