第18回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』
□皆さん、こんにちは。いよいよこの講座も第18回を迎え、MACDとしても7回目となる。今日はMACDの『ダイバージェンシー』についてお話する。
■「皆さん、こんにちは。助手のムサシです。オリンピックが続いて寝不足です。ところで、恒例の『ムサシのワンポイント豆知識』ですが・・・」
□そんなコーナーあったか?
■「オリンピックが日本で五輪と呼ばれるのは、・・・宮本武蔵の『五輪の書』からとってるそうです。」
□そうなんだ、あの五輪の旗からきた名前じゃないのか。
■「もちろんそうですが、五大陸を表すという五輪マークを最初見たとき、当時の読売新聞記者が武蔵の五輪の書を連想して、『五輪』と名付けたそうです。それ以来、日本ではオリンピックのことを『五輪』と略すようになったのです。」
□そうなんだ。
■「ということで、オリンピックと言えば、日本では『ムサシまつり』と思えばいいですね。要は・・・ムサシ君を大切にしよう、というイベントだと思えば、ほぼ間違いない。」
□なんて強引な。
1.ダイバージェンシーとは
□(無視して)ムサシ君、MACDとは何の略だったかな?。
■「えーと、マックで団欒?。」
□そんなボケは要らないぞ。
MACDは「Moving Average Convergence Divergence(ムービングアベレージ、コンバージェンス・ダイバージェンス)」の略。
■「訳すと移動平均線が集散したり拡散したり。」
□そゆこと、実はコンバージェンス・ダイバージェンスには『順行・逆行』という意味もある。順行とは同じ方向に歩むこと、逆行とは反対方向に進むこと。
■「私と講師のような関係ですね。」
□茶々を入れるな。今日はそのダイバージェンスについて解説したい。
これがダイバージェンスの例だ。
□ダイバージェンシーとはずばりトレンドの変化を先読みするための指標。
ダイバージェンシーとはトレンド変化を先読みする指標!
□上昇トレンドにおいて、価格が高値を更新しているのに、オシレーターの天井は高値を切り下げているという時、
下降トレンドにおいて、価格が安値を更新しているのに、オシレーターの底は安値を切り上げているという時、
そういった状況をダイバージェンシー(またはダイバージェンス)と呼び、トレンドが大きく変化するサインとされる。
【ダイバージェンシー】
・上昇トレンド時、価格が高値を更新しているのに、オシレーターの天井は高値を切り下げているという時
・下降トレンド時、価格が安値を更新しているのに、オシレーターの底は安値を切り上げているという時
トレンドが大きく変化する予兆とされる。