第44回、一目均衡表その15、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、後編」

「小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編」第44回!


□皆さん、こんにちは。明けましておめでとう!ハッピーニューイヤー。


■助手のムサシです。明けましておめでとうございます。講師もおめでとうございます。今年年男だそうで。

□「午年生まれで生まれつき、馬と気が合う、馬が合う」というやつだ。

■ということはいよいよ・・・

□24歳になった。芸能人なのでちょっと年をごまかしているが・・・。

■(><);・・・赤いものが似合うお年とか。おめでとうございます。

□余計なことは言わない!
それはおいといて・・・みんコモコラムアワード2013大賞受賞ということで、たくさんのお祝いメールをいただいた。この場を借りてお礼を言いたい。

■で、まずは宣伝と。
【講師の1月2月のセミナー予定】 1月18日(土)サンワード貿易セミナー http://ld.sunward-t.jp/seminar/20140118/ 1月25日(土)岡地の相場セミナー https://www.okachi.jp/seminar/detail20140125.php
□2月は仙台・大阪でも講演予定。ご期待あれ。 ということで、一目均衡表5本の線のトリ。遅行スパンのいよいよ後編。新年特大版、始まり。 ■ぱちぱちぱち。  

 第15章 遅行スパン真髄 

1、遅行スパンはモメンタム

□この講義も次第に一目均衡表の奥深いところに入ってきたために難しくなっていくが、一目均衡表を極めたいならしっかりとついてきてほしいぞ。入門書には絶対書いてない話だからね。さてここでもう一度、遅行スパンの計算式に関して確認をしておこう。 ■確認するも何も遅行スパンは終値を25日前にずらしただけの線じゃないですか?簡単です。 □そうだね。当日を入れて26日前にずらした線。つまり当日を入れない言い方をすると単に25日前にずらして描画したということ。
【遅行スパンの計算式】 遅行スパンは終値を25日前にずらして描画したもの。
■ここまでは前回勉強しました。つまり遅行スパンは25日前の価格と現在の価格を比較するという意味があると。 □さて、そこでクイズ、何日か前の価格と現在の価格を比較するテクニカル分析が他にあるが、何だ? ■そういえば・・・確か・・・。でも名前が出てこない。 □モメンタム(momentum)という。聞いたことあるかな? ■そう、それそれ。 □言葉の意味は「勢い」。相場の勢いを測るテクニカル指標。で、公式は、
● モメンタム=当日の終値-N日前の終値
□となっている。しかも、とあるサイトの説明書きには「Nは10や25をよく使う」と書いてある。Nを25とすればこれはまさに遅行スパンと価格線の差そのもの。 ■ですね。 □そして、そのモメンタムというテクニカル指標、見方は『ゼロラインを超えたら買い、ゼロラインを割り込んだら売り』と書いてある。モメンタムがゼロラインを超える、割り込むってどんな時だ?