第28回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』
□皆さん、こんにちは。すでにストキャスティクスを8回にわたって勉強してきたが、そろそろ使えるようになっただろうか?テクニカル指標はこれくらいの理解がないと実は使い物にならない。
■助手のムサシです。姓は民那野、名は無茶四、みんなのむさしと言います。『みんむさ』と呼んでください。久しぶりに言ってみました(笑)。
□いやあ、懐かしい。もう完全に忘れていた。(汗;)
■勉強することがいっぱいありますからね。
□皮肉か?
■滅相もない。
□ひとつのテクニカル指標を極めるというのは容易ではない。しかし、ここで解説してきたような基本をしっかりとマスターすれば見違えるように使えだす。
■楽しみです。
□現在、流通しているチャートソフトに付属しているテクニカル指標は有名なものだけでも何十種類もあり、その他も含めれば何百種類あるのかわからないくらいだ。
■ま、そうでしょうね。どんどん新しいものも開発されていくでしょうし。
□世間のチャートソフトは、「このツールには何十種類ものテクニカル指標が搭載されています。」というのを売りにしている。
■よく聞きます。
□しかし、使えない指標が山のようにあっても何の役にも立たない。ひとつひとつのテクニカル指標を使いこなせるところまで勉強することこそ大事。そして使えるようになったら自分の得意な指標を二つ三つ利用すれば、それだけで十分なのだよ。
■二つ、三つでも大変です。ひとつでは駄目ですか?
□ひとつの指標を徹底的に極めることにも大変意義がある。ただ、トレンド系の指標をひとつ、オシレーター系の指標をひとつ、併用するとさらにいい。あと欲を言えば出来高系の指標を加えればパーフェクト。
【鉄則】
テクニカル分析をするときにはトレンド系の指標ひとつ、オシレーター系の指標をひとつ、後、出来高系の指標もひとつ加えるといい。
■なるほど。
□では、本題、本日はストキャスの補足事項。
■補講ですね。
□そう補講。補講は大事だよ。どこの予備校でも補講ってのは試験に出るところを中心に講義が行われる。だから一番役に立つのが補講。ということで、これからは、「せっかくストキャスの集中講座をしたのに、この話が抜けてたら画竜点睛を欠くぞ」ということを中心に紹介していきたい。
■そう言われるとわくわくしますね。