第21回 ストキャスその2、『ファーストストキャスとスローストキャスとは?』

第21回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』

□みなさん、こんにちは。さて暑い夏も終わり、いよいよスポーツの秋、読書の秋、投資の秋。一緒に勉強していきましょう。 ■助手のムサシです。よろしくお願いします。投資の秋って聞いたことがないです。 □知らないのかね?10月4日は投資の日。秋は頭も冴えわたり投資にぴったりだ。 ■なるほど。

1.%Kとは何か? %Dとは何か?

□さて、本日は、%Kとは何か、%Dは何かという話から始めたい。KとかDとか言う言葉には意味はない。もともと、ストキャスを考案したジョージ・レーン氏は、%Aから順に%B、%Cとさまざまな分析用の数値を用意していたそうだ。その中で役立つもの使えるものをピックアップして、ストキャスティクスが出来上がったということ。 ■じゃあ、%Aとか、%Bとかもあったんですね。 □だろうね。 その中で特に有効だったのが%Dと%Kだったということらしい。 ■なるほど。 □さて、%Kと%Dがどうなったら買うとか売るとかという話をしても、%Kがそもそもどんな数値なのか、%Dが何なのかがわからないと本質がわからない。 ■そうですね。 □後の回でさらに詳しく説明したいと思うが、%Kは現在の価格の位置の相対的水準を示す。 ■価格の位置? □わかりやすく言えば、価格が高いか安いかということ。 ■その相対的水準とは? □ある値段が高いか安いかっていうのはそのときそのときの価格変動で違ってくる。例えば4千円って言っても、それだけでは高いか安いか判断出来ない。 ■確かに。 □だから過去一定期間の中で現在の値段がどれくらい高い方にあるのか、どれくらい低い方にあるのかというのを示すのが相対的水準。例えばある一定期間の中で一番高ければ%Kは100、一番低ければ0と表す。この数値の大きさで、現在の値段が過去一定期間の中でどの水準にあるかがわかるわけだ。 ■なるほど。 つまり、例えば非常に高い位置とか、非常に低い位置とか、やや高い、やや安い、丁度中間点などということが数値でわかるのですね? □そゆこと。%Kが50ということは現在の価格が過去一定期間の価格変動の中で丁度真ん中に位置するということを示す。 ■なるほどなるほど。 □そして、%Dは%Kの3日平均。 ■そうなんですか?前回%Dの公式を勉強しましたけど、そんな感じがしなかったですよ。
【%Dの公式】 %D=A/B×100 A=(当日終値-n日間の最安値)のY日間合計、 B=(n日間の最高値-n日間の最安値)のY日間合計。      nは通常9日を使うことが多い。      Yは通常3を使う。
□それはムサシくんの理解力不足。ま、その説明は後の回に譲る。 ■では、それまでに勉強しておきます。 □よろしい。 さて本題。ストキャスの正しい(=使える)分析法に一歩ずつ近づいていこう。 ■いっぺんに近づくわけには? □そんな簡単なものじゃないぞ。千里の道も一歩から。 ■千里の道を一日一歩ずつ進んでたら死んじゃいますよ。 □ごほん。ではちょっと急ぐとするか(汗;)