第31回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』
□皆さん、こんにちは。連載31回目、一目均衡表の2回目だ。
■こんにちは。助手のムサシです。日本でも正しく理解している人が数えるほどしかいないと言われる一目均衡表。それが学べることにわくわくしています。
※このコラムで一目均衡表に興味を持ったら原著を読むことをお薦めします。
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/gencho.html
□さて、こちらが米ドル/円の現在の一目均衡表。5つの線の名前は覚えたかな?
■ばっちりです。上記図では一番上から黄色が遅行スパン、緑色が転換線、水色が基準線、青色が先行スパン1、ピンクが先行スパン2ですね。
□さすが。
■前回の講義を復習しました。黄色の線はひとつだけ後ろに描かれていますから遅行スパン。価格と一緒に動いている緑色と水色の線のうち、緑色が価格により近く、水色が少し離れていますので、緑色が転換線、水色が基準線。そして青線とピンク線は、雲を形作っている線ですが、どちらかと言えばピンクの方が横ばいの期間が長い。ということで青色が先行スパン1、ピンク色が先行スパン2。
□正解。
1、5つの線の並び順に注目
□そして現在のような安定上昇のときの並び順もよく覚えておこう。安定上昇期の5つの線の並び順は左上から右下に向かって、遅行スパン、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2となる。そして価格は遅行スパンと転換線の間に位置する。
□逆に下図のように安定下降のときはの並び順は左下から右上に向かって、遅行スパン、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2ときれいな並び順になる。そして価格はやはり遅行スパンと転換線の間に位置する。
■ですね。
□この並び順を覚えることはとても大事。線と線がクロスしてこの並び順が変化するということは、それだけでトレンドが変化しつつあるという証明になる。
■なるほど。