第7回、移動平均線 その3、『 グランビルの法則 』後編&『 移動平均乖離率 』

第7回『小次郎講師の使える テクニカル分析講座、実践編』

□さて、本日は移動平均線の3回目。移動平均線マスターになるための大事な回だ。しっかりとついてきてくだされ。グランビルの法則から移動平均乖離率までお話したい。 ■「助手のムサシです。よろしくお願いします。忘れている人もいるかもしれないのであらためて、姓は民那野、名は無茶四、みんなのむさしと言います。『みんむさ』と呼んでください。」 □永久に・・・そう呼ぶことはないから。 ■「つ、冷たい」 □さて、気を取り直して前回の続き、グランビルの法則買いシグナルの4パターン、その4からだ。
【買いシグナルの4パターン】 その4、価格が下降基調の移動平均線に下にあって、移動平均線より大きく乖離したとき。 (下降トレンドの戻し)短期の買いサイン。トレンド転換時には大きく取れることもある。
□この4番目は「移動平均乖離率」という独立したテクニカル指標として扱われることが多い。移動平均乖離率、聞いたことあるかな? ■「えーと、移動して平均したものがぁ・・・・乖離する率のことですよね。」 □聞くんじゃなかった。 □移動平均乖離率とは価格と移動平均線がどれくらい離れているかを調べてトレードの指標にするテクニカル分析。乖離(かいり)とは離れるということ。一定以上離れると、その後価格は移動平均線に向けて戻ってくる。その性質を利用して売買のシグナルとする。 ■「戻ってくるんですか?うちの女房は僕との心が乖離した結果、一週間前から家を出て、戻ってきません。・・・ううう。(涙;)」 □おいおい、いつの間にそんな深刻なことに!・・・って、ゴホン、今は講義中だから・・・家庭のごたごたは後でね。