第36回、一目均衡表その7、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?前編」

「小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編」第36回


□皆さん、こんにちは、さて一目均衡表の7回目。


■助手のムサシです。よろしくお願いします。

□本日は「均衡表の好転・逆転」の話。いよいよ売買シグナルの話だ。

■やったー。でも講師、まだ「転換線」と「基準線」の勉強しかしていません。一目均衡表にはまだ3本の線が残っているのにそれを飛ばして売買シグナルの話に移ってもいいんですか?

□一目均衡表は「一目」だの「均衡表」だのと略されるが、そもそも「均衡表」とは転換線と基準線だけが記されたチャートのことを言った。

図
※チャートは【公式】一目均衡表チャートhttp://ichimoku-chart.com/


■そうだったんだ。

□その均衡表にスパンと呼ばれる線がくっついて一目均衡表が完成した。

■スパンとは先行スパン・遅行スパンのことですね。

□そういうこと。

【一目均衡表は】 ・均衡表とスパンからできている。 ※均衡表とは転換線と基準線のみが描かれたチャートのこと。 ※スパンとは先行スパン(1と2)と遅行スパンのこと。  
□「均衡表の好転・逆転」は一目均衡表のシグナルの中でも最も大切なもの。巷では「三役好転」ばかりが注目されているが、本当の主役は「均衡表の好転・逆転」。 ■そうなんですね。 □なお、あらためて注意をしておくが、説明は便宜上、日足での説明となり、9日間とか26日間とか話すが、一目均衡表は週足でも月足でも、1時間足でも5分足でも使える。日足で説明するのは話をわかりやすくするためだけだから、日足でしか使えないと勘違いしないように。他の足では9本間とか26本間と置き換えて読んでほしい。 ■了解。 □その都度注釈をつけるのはめんどくさいので説明しない回もあるが、他の回も同じ。 ■(^^);了解です。