第33回、一目均衡表その4、「半値線を極める!」

「小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編」第33回


□皆さん、こんにちは。さていよいよ一目均衡表も4回目。驚くことにまだ序盤も序盤。(笑)。入口部分をやっている。



■助手のムサシです。恐ろしい連載ですね。でもここまで勉強出来るってのはうれしいです。

□各線の勉強に入る前に読者から質問が多かったので、もう一度、一目均衡表を極めるためのキーポイントに当たる半値線について勉強してみたい。



 第4章 半値線を極める 

【一目均衡表の半値線】 ・転換線・・・9日間の中心値(半値)をつないだ線。 ・基準線・・・26日間の中心値(半値)をつないだ線。 ・先行スパン2・・・52日間の中心値(半値)をつないだ線。(但し26日将来に描く)

1、半値線の代表=基準線 

■少しずつ分かってきました。さすがに一目均衡表、勉強すればするほど奥が深いですね。 □まずは、半値線の代表選手「基準線」で説明する。 ひとつの例として、過去26日の最高値が300円、最安値が200円とする。すると現在の基準線の値は250円となる。 ■そうですね。(300円+200円)÷2ですからね。 □もし、仮に現在の価格が基準線の位置、つまり250円のところにあったとすると過去の動きはどういう値動きが想定されるだろう。 ■えーと・・・・大雑把に分けて二種類考えられますね。 □そのとおり。わかってきたじゃないか。 ■最安値(この例では200円)から上昇した価格が最高値(この例では300円)で天井を打ち、現在250円まで下落したケースと、 ■最高値(300円)から下降した価格が最安値(200円)で底を打ち、現在250円まで上昇したケース。 □だね。もっとも、細かい動きを想定すれば、パターンは山ほどあることになるが、大雑把にまとめれば、最安値から最高値まで上がって半値押しているか、最高値から最安値まで下がって半値戻しているかのどちらかだ。 ■ですね。