【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、個人投資家が勝ち組になるための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その2

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第三回みんなの株式Specialセミナー『どうなる!どうする!為替・商品』(2月28日東京商品取引所にて開催)に多数ご参加ありがとうございました。残りの質問(事前・当日およびその後いただいた質問のうち未回答のもの)に答えさせていただきますね。
 

Q1、なかなか売却のタイミングがつかめません・・勝っていても負けていても、暴落したら一時的に売りなんでしょうが・・今月の暴落時などでも、明日にはすぐ反発するのではないかと、自分の思惑、願望がはいってしまい、なかなか思い切って売却ができません・・逆指値で、カット値を設定しておくしかないのでしょうか?下落した時に、スパッと売れるような、重要な心構えはあるでしょうか?

A、トレードルールを作っておくことです。 全てをルールでトレードが出来るようになるまでは時間がかかるでしょうが、せめてこれから仕掛けるものは上がった場合どうなったら利益確定、下がった場合どうなったらロスカットと、両方のケースで手じまいのルールを決めておくべきです。 いったん取引してからは欲と恐怖心から正しい判断は出来ないのです。

Q、4月からの消費税増税の影響はどうなるのでしょうか ※(同様の質問) ・バイオ銘柄は今後どの銘柄があがるでしょうか。 ・相場が荒れているように思いますが、2月13、14日 なぜ株価が下がったのですか? ・中国のシャドウバンキング問題の見通しがききたいです

A、全くわかりません。いつもこのような質問をいただくたびに情けない回答で申し訳ありません。たとえば、中国のシャドーバンキングの問題など、間違いなく悪化していくでしょうし、中国経済に大きな悪材料でしょう。しかし、それで大きく下がるかと言うと、大きく下がることもあれば、意外と他の材料にかき消されてしまったという場合だってあるのです。予想はしない。自然体で相場の流れについていくというのがチャート分析の基本です。そして、それこそがトレードで勝つ極意だと思っています。

Q、タートルズ塾の募集はいつから始まりますか?

A、ドットコモディティ社での「小次郎講師流タートルズ投資塾」は終了しました。他社に移っての同様のコースが計画されています。募集はもうそろそろではないかと思います。ご期待ください。

Q、株式市場の日足など、トレンドを掴むために確認するのに相応しいサイトの紹介を願えないか?

A、やはり「みんかぶ」さんじゃないですか?こういうおもしろいスクリーニングのサービスもありますよ。 http://minkabu.jp/screening

Q、損切りが上手く出来ず損することがあります。利益を上げる人と、損する人、違いは何か?アドバイス頂ければ幸いです。宜しくお願いします

A、まず、損切りラインは仕掛けると同時に逆指値で出しておく必要があります。それは出来てますでしょうか?それが出来ているとしたら、損切りラインの設定は適切ですかということになります。損切りラインが浅いと一時的な価格のぶれで引っかかってしまいます。深すぎると損切り時のマイナスが大きくなってしまいます。 まずは自分の取引する銘柄で上昇トレンドの波動がどれくらいのノイズ幅で動いているかを確認してください。ロスカットラインはその外側に設定しておかなければ、トレンドの読みが当たっても、ロスカットラインにひっかかって損をしてしまいます。 利益をあげる人と損する人の違いは、勉強しているかしていないかだと思います。そして、トレードルールを作って、それを改良していっている人はやがて勝ち組になれると思いますよ。

Q、リスクリワードの関係は参考なりよくわかりました。例の場合、○%と数字が分かっているために、明確に判断できますが、トレードの最中はこのトレードがエッジがあるとか分かりにくいです。どうすれば判断できるのでしょうか

A、おっしゃるとおりですね。○%と明確にわかるケースは少ないです。ただ、だんだん、○%前後という推定は出来るようになります。そしてこういった考え方が大事なのは、あきらかに不利なトレードなのに、それに気付かないということを防げるのです。30%と35%であれば、トレードの中でその差を認識することは難しいですが、30%と60%であれば体感で十分わかります。それでもこのトレードエッジの考え方および計算式がわかってない方は、不利な方を選択することがしばしばあるのです。 以上、参考になりましたでしょうか?これで、いただいた質問にはすべて回答させていただいたと思うのですが、もし漏れてるよという方がいらしたら、下記までご連絡ください。個別に回答させていただきます。 さて、お知らせですが、みんかぶグループとファイナンシャルインテリジェンス社が提携して、日本一の「投資の学校」を作ろうという企画が進行しています。元々私は日本の投資教育の遅れをなんとかしたいというのがライフワークでしたので、その企画に全面協力をしています。 ありがとうございました。 小次郎講師のチャート情報局 https://media-kojirokousi.com/ 小次郎講師の投資大学 https://www.youtube.com/channel/UCG7FPicHPJXg6romhe0t92g