第24回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』
□皆さん、こんにちは。ストキャスティクスの5回目。いよいよ核心部分に入っていく。お待たせ。
■助手のムサシです。いよいよですか。4回の講義でストキャスの計算式に関しては理解しました。けど、ストキャスを使ってどう分析するのかということになるとまだ五里霧中です(汗;)。
□まず、計算式を覚える。そしてその計算式の意味を知る。すると分析の仕方は自然と見えてくるというのが小次郎講師流テクニカル分析の極意なのじゃよ。
■それは理解しているつもりですが・・・。
1.まずは復習!
□さて、前回までの復習をするぞ。まず、ストキャスティクスの主役は?
■・・・%K
□正解!%Kが表すものは?
■・・・過去一定期間の値動きの中で、現在の値段が下から何%のところにあるかを示したもの。
□正解!つまり、現在の値段の相対的な高安(たかやす)を表している。ところで%Dとは?
■・・・%Kの3日平均。
□正解!スロー%Dとは?
■・・・%Dの3日平均。
□正解!すごい、百点満点よくできました。
■ここまではね。耳にたこが出来てますからね。
□耳にたこが出来るくらい勉強してようやく一人前。ではここからストキャスで一番大事なパラメーターの設定法について一緒に研究しよう。
■パラメーターいじる必要のあるテクニカル指標ってなんか使いづらいですよね。
□まあ、そのとおりだけどそれを嫌がってはいけない。たとえば移動平均線なんてみんな使っているけど、あれなどパラメーターが違えば結果が違ってくるものの代表選手だ。
■そういえば。
2.パラメーターとは?
□まずは読者のために、『パラメーター』とは何か、というところから再確認しよう。
■そこからですか?
□そこからじゃよ。さ、答えてご覧。
■いざ聞かれるとうまく説明出来ないです・・・。
□そんなもんだ。『テクニカル指標の計算式の中で、利用者が数値を変更していい箇所(または変更すべき箇所)。そしてその変数のこと』
■なるほど。