第37回、一目均衡表その8、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?中編、もみあい相場での仕掛け方」

「小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編」第37回


□皆さん、こんにちは、小次郎講師です。一目均衡表講座の8回目を開催します。


■助手のムサシです。よろしくお願いします。

□本日は「均衡表の好転・逆転とは?」中編。

■中編なんですか?ということは均衡表の好転・逆転は今回でも終わらないと?

□今回、もみあい相場での仕掛け方を解説し、次回あらためて「均衡表の好転・逆転の本質」を解説することにした。

■均衡表の好転・逆転、奥が深いんですね。

□そういうこと。どうぞお楽しみに。



 第8章 もみあい相場と均衡表の好転・逆転 

1、もみあい期の各線の動きを研究 

□トレンド系のさまざまなテクニカル指標ではトレンドがあるときには有効だけど、トレンドが無くなると使い物にならないというものが多い。そんな中で、一目均衡表はもみあい状態のときにも使えるという貴重なテクニカル指標だ。 ■そうでしたね。
  【一目均衡表の各線は】 ・トレンドがあるときは、押し目・戻しの限界点を示す。 ・もみあい相場のときは、もみあいの中心を示す。  
□思いだしたかね?ではもみあい相場のときの一目均衡表の各線の動きを確認してみよう。もみあい時、一目均衡表の各線は横ばいになり、線と線がくっついていく。その横ばい(横一直線)の線がもみあいの中心を示す。 ■なるほど。 □下図は後半に明確なもみあい相場がある。このとき、遅行スパンを除いた4線(転換線・基準線・先行スパン1・2)が、どういう動きをしているかをよくみてほしい。 図 ■なるほど、各線が横ばいになっているのがよくわかります。特に基準線と先行スパン2の横ばいが長い。