オーディオ製品のソノス<SONO>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益が予想外の黒字となったほか、EBITDAと売上高も予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは、売上高とEBITDAの見通しのレンジを縮小するに留めている。 今回の決算を受けてアナリストは、「父の日のプロモーション期間の成功、値上げ、海外と比較した米国内市場の相対的な強さを受け、売上高とEBITDAが予想を手堅く上回った」と述べた。そのうえで、「プロモーションが需要を前倒しし、海外需要も弱まる兆しを見せているため、同社は通期のガイダンスには大きな変更を与えなかった」とも指摘している。 (4-6月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.16ドル(予想:-0.04ドル) ・売上高:3.73億ドル(予想:3.34億ドル) ・EBITDA(調整後):3430万ドル(予想:700万ドル) (通期見通し) ・売上高:16.4~16.6億ドル(従来:16.3~16.8億ドル)(予想:16.5億ドル) ・EBITDA(調整後):1.48~1.58億ドル(従来:1.38~1.68億ドル) 【企業概要】 オーディオ製品の設計・開発・製造を行い、米国内外で実店舗や一部のeコマース小売店、自社のWebサイトを通じて販売し、サービスも提供する。主要な製品としてワイヤレススピーカー、ホームシアタースピーカーおよびコンポーネントがある。 (NY時間10:00) ソノス<SONO> 16.16(+0.52 +3.32%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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