【これからの見通し】日米金融イベント目前に、当局者らが介入の下準備も きょうは米FOMCの結果が発表される。市場では9割方が政策金利の据え置きを織り込んでいる。関心はメンバーの金利予想およびパウエル議長会見となっている。足元で、原油相場などエネルギー価格が上昇しており、今後のインフレの芽が再燃している。市場心理はややインフレに備える動きに傾いてきているようだ。 あすには日銀金融政策決定会合が控えている。植田日銀総裁のかじ取りが注目される。出口への動きを少しずつ小出しにしつつ、基本線としての緩和政策維持を示しそうだ。また、市場では円安阻止が緩和策延命に有効との見方もでており、ドル円相場動向が注目されている。神田財務官が日米金融当局の連絡が緊密である点を強調しており、ボラティリティー抑制目的の為替介入は容認されているもよう。きょうから来週の週明けにかけて、かなり相場が荒れる可能性もあり注意しておきたい。 足元のマーケットではポンドの急落が目立っている。8月英消費者物価指数が予想を下回ったことに反応した。前年比の伸びは7.0%予想に対して6.7%の伸びにとどまった。コア前年比も6.8%予想に対して6.2%だった。ポンドドルは1.23台後半から前半へと急落した経緯がある。ただ、米FOMC前でもあり、その他主要通貨へのドル買い圧力波及は限定的だった。ドル円の上昇は147.96レベルまでにとどまっている。 この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ消費者物価指数(8月)、ユーロ圏建設業生産高(7月)、南アフリカ小売売上高(7月)、米MBA住宅ローン申請指数(09/09 - 09/15)などがFOMC関連のほかに予定されている。あすの朝方にはブラジル中銀政策金利発表も予定されている。 発言イベント関連は、エルダーソンECB理事がイベントに参加する予定。その後は、米週間石油在庫統計、カナダ中銀議事録(9月6日開催分)公表などを経て、FOMC声明、経済予測公表、パウエルFRB議長の記者会見などの注目イベントが控えている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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