【これからの見通し】日銀決定会合を無難に通過、欧米PMI速報値でドル高の継続具合チェック 日銀決定会合は通常の時間帯にすんなりと結果が発表された。内容は従来から特段の変化はみられず、緩和継続姿勢が示されている。先週からの植田総裁関連の報道を受けて、円相場は思惑買いが入る場面もあったが、米FOMCでのタカ派姿勢を受けて、再び日米金利差拡大観測が優勢になってきているようだ。 全般的にドル高の地合いとなるなかで、ドル円相場は148円台に再び上昇している。極端な変動に備えて、再三再四、政府や財務省からの円安けん制発言、介入示唆などが発せられており、円安のスピードはかなり慎重なものとなっている。昨年の黒田前総裁の会見後、円が急落したことで円買い介入が実施されたことは市場関係者の記憶に残っており、市場の警戒感は高い。 今週の主要イベントは概ね終えているが、この後のマーケットでは米英欧など一連のPMI速報値(9月)が発表される。景気判断分岐点である50を上回っているのは、米非製造業及び総合PMIのみ。その他のドイツ、フランス、ユーロ圏、英国などはすべての項目で50を下回っている。市場予想値も同様だ。ドイツに至っては製造業PMIが40割れと低迷の極みとなっている。そのなかでは英国非製造業PMIが49台となっており、50に近い数字となっている。水準の差が意識されるようだと、米国が突出して強い経済状況であることが印象づけられそうだ。もちろん、結果を確認した上ではあるが。その他の指標は、カナダ小売売上高(7月)が予定されている。 発言イベント関連では、クックFRB理事、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁などの講演や討論会参加などが予定されている。FOMCでのタカ派姿勢が確認されるようだと、ドル相場がしっかりとした推移を見せそうだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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