【これからの見通し】ドル高の流れ続くなかで債券動向に注目、月末相場も意識 

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】ドル高の流れ続くなかで債券動向に注目、月末相場も意識 

 今週はドル高の流れが続いている。先週までの一連の主要中銀金融政策発表を通過して、米FOMCの高金利長期化への思惑がドル高を下支えしている。そのなかで、主要国の債券売り(利回り上昇)の動きが顕著になっている。債券中心のポートフォリオが痛んできているようだ。原油高が収まる気配をみせないこともあって、賃金上昇圧力などとともにインフレの根っこは残っている。さらに高金利の長期化観測が確固たるものとなってきているようだ。

 ドル円に関しては、連日、鈴木財務相の円安けん制発言が報じられており、次第に介入に対する緊張感が広がってきているようだ。ただ、ドル円相場が一気に150円の節目水準を上回るようなきっかけ・イベントがなければ、介入のタイミングを計ることも難しそうだ。今週は月末週であり、きょうは月内最後のスポット決済の応当日となる。フロー主導の展開でドル円相場が荒れる可能性も否定できない。

 ドル相場は全般的に上昇しているが、クロス円は軟調に推移しており、ドル円の上昇スピードよりも欧州通貨やオセアニア通貨などの下落スピードが勝っている。円高圧力の背景には、介入警戒感とともに株式市場の軟調を受けたリスク回避の面もあるようだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏マネーサプライM3(8月)、米MBA住宅ローン申請指数(09/16 - 09/22)、メキシコ貿易収支(8月)、米耐久財受注(速報値)(8月)、メキシコ貿易収支(8月)など。米耐久財受注の市場予想は前月比-0.5%(前回-5.2%)、除く輸送用機器・前月比+0.2%(前回+0.4%)となっている。

 発言イベント関連では、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のCNBCインタビュー、ジョルダン・スイス中銀総裁の講演などが予定されている。米週間石油在庫統計の発表、米2年物変動利付債入札(240億ドル)、米5年債入札(490億ドル)などが実施される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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