[今夜の視点]海外原油=調整売りが優勢か、米大統領がイスラエルへ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.23ドル安の86.43ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは86.11〜87.08ドル。
 今晩の海外原油は続落か。パレスチナ人の避難が進まないなかで、イスラエルがガザ
地区への侵攻を見送っているほか、各国が停戦に向けて動いていることから、武装組織
ハマスとイスラエルの対立をきっかけとした緊迫感は高まらないだろう。バイデン米大
統領が18日にイスラエルと訪問する予定であることも調整売りを促すのではないか。
 ただ、バイデン米大統領はハマス掃討は必要であるとの認識を示しており、2つ目の
米空母打撃群が東地中海に向かっていることからすると、パレスチナ人の避難が完了す
ればガザ侵攻が始まるだろう。ガザ北部がイスラエルに占拠される可能性があるなか
で、中東情勢の緊迫感は一時的に緩む場面はあっても、さらに高まるリスクがあると思
われる。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2023年10月(ZEW)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2023年9月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 小売売上高 2023年9月(商務省)
【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2023年9月(FRB)
【経済】23:00 企業在庫 2023年8月(商務省)
【経済】10/18 05:00 対米証券投資 2023年8月(財務省)
【工業】10/18 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2023年9月(カナダ統計局)
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