プラチナ市況=プラチナが反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/10          2024/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,561    +71     9,605  +102  : 1,985.05   +10.96
銀          107.3    0.0     111.1   0.0  : 2,291.00    +1.00
プラチナ     4,320    +70     4,321   +80  :   901.10   +16.00
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,122.50     0.00
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.64   +0.79  ユーロ・ドル相場   1.0540  -0.0055
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた
が、円安を受けて押し目を買われた。午後に入ると、金堅調につれ高となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが70〜99円高、プラチナスポットが
103円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万5465枚、プラチナミニが1132枚、プラチナス
ポットが6187枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国の景気刺激策などが支援】
 プラチナ先限は夜間取引で4337円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要
因になった。円相場は1ドル=150円台後半の円安に振れた。
 プラチナは中国の景気刺激策などを受けて買い戻し主導で上昇した。好調な米住宅販
売も支援要因である。一方、金はイスラエルのガザ侵攻が近いとの見方を受けて堅調と
なった。プラチナは金堅調につれ高となったが、ガザ侵攻でリスク回避の動きが出る
と、上値を抑えられる可能性がある。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の903.00ドルから、ドル高を
受けて軟調となり、897ドル台まで下落した。午後に入ると、金堅調を受けて押し目
を買われた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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