ゴム市況＝ＲＳＳ３号は総じて続落、下げ幅を縮小も軟調地合い

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
    　             ＲＳＳ３　　　　　   　　            ＴＳＲ２０
　  2023/11　　  　 2024/04　   　 2024/10        2023/11      　2024/10
　251.7  - 0.7    256.3  - 2.5   270.0   0.0    215.0  -5.0    217.00  -5.0
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 　　　上海ゴム　　　　１月限  　14,195　　-320　　　（午後３時10分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は、総じて続落。寄り付きは、上海ゴム夜間取引が大幅安で引けたこ
とを受け、売りが先行。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが引き続き軟調に推移して
いるこから戻りは鈍く、期中４月限は正午に５．１円安で推移。午後に入り下値の堅さ
から下げ幅を縮小し、２．５円安で引けた。戻し切れず、軟調地合いは払拭できず。
　ＴＳＲ２０は出来ず。帳入値は全限月が５円安。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比７．６円安〜変わらず、活発限月の４月限は同
２．５円安の２５６．３円、期先１０月限は同変わらずの２７０．０円、総出来高は
１３３０枚。ＴＳＲ２０の帳入値は全限月が同５。０円安。
【景気不安による需要減少懸念から下落】
　期中４月限は軟調。２５３．３円まで下落し、今月２３日の安値に顔合わせした。午
後に入り、下げ幅を縮小したが、軟調地合いが続いた。日足は３日連続の陰線引けな
がら、１４日間の相対力指数（ＲＳＩ）は５７台で強気を維持し、テクニカル指標は、
強弱まちまち。２５３．３円割れとなると２５０円まで下落予想。
　出来高は伸び悩み、２７日の出来高を下回った。原油、プラチナなどの工業品は景気
不安による需要減少懸念から下落。ゴムも例外ではなく、上海ゴム、ＪＰＸゴムとも軟
調な展開を強いられている。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は期近２月限のみの約定で３．１セント安。ＴＳＲ
２０は期近１１月限が０．９セント高を除き、売りが先行し、２．１〜１．６セント安
で推移している。

　上海ゴムは大幅安。中心限月の１月限は、夜間取引から軟調に推移し、前日比３７５
元安の１万４１４０元。日中取引に入ると、わずかに下げ幅を縮小も大幅安から抜け出
せず、３２５元安の１万４１９０元で終えた。午後の取引は、安もちあいで推移し、
３００元超の下落。

MINKABU PRESS

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