[本日の見通し]石油=下げ一服、日銀金融政策決定会合の結果に注目を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年3月限は下げ一服。夜間取引の安値から切り返す
動きとなっている。
 本日は日銀金融政策決定会合の結果が公表される。日銀は大規模な金融緩和策をゆっ
くりと後退させており、円債利回りには上昇圧力がかかっている。日銀がさらなる利回
りの上昇を許容するならば、米国債にも売りが波及する可能性が高く、場合によっては
米利回りがさらに上昇することから米景気悪化を警戒すべきである。足元で米長期債利
回りは4.90%付近で推移しており、節目の5%を鮮明に超えるようならば世界的な
金融市場は神経質な値動きとなるだろう。米国の債務が急速に膨らんでいるにも関わら
ず、米政府は中東に部隊を集結させるなど財政負担が拡大しており、懸念は広がりやす
い。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.45ドル高の82.76ドルで
推移。本日これまでのレンジは82.50〜82.79ドル。
 原油3月限の予想レンジは7万6800円から7万7800円、ガソリン先限は7万
6500円から7万7500円、灯油先限は7万4500円から7万5500円。
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