【これからの見通し】米FOMCを通過してドル売り優勢、明日の米雇用統計控えて継続性はどうか きょうは英中銀金利発表

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米FOMCを通過してドル売り優勢、明日の米雇用統計控えて継続性はどうか きょうは英中銀金利発表

 今週は重要なイベントが相次いでいる。日銀決定会合ではYCC柔軟化措置にとどまり、円安になった。昨日は米長期債の四半期定例入札額が予想ほど増額しなかったことや、経済統計の弱含み、そして米FOMCでの政策金利据え置きなどを受けてドル売りが強まった。ドル相場にとっては明日の米雇用統計が目先の方向性にとって注目されるイベントとなっている。

 その狭間で、きょうは英金融政策委員会(MPC)の結果が発表される。前回は5対4の僅差で政策金利が据え置かれた。25bp利上げを主張した少数派は、インフレ圧力の持続、8月のサービスCPIの低下は一過性の可能性高いと指摘していた。据え置きを主張した多数派は、労働市場の低迷、8月消費者物価や企業景況感の低下を指摘していた。英BBCでのインタビューで、ベイリー英中銀総裁は、インフレの好材料が金利据え置きにつながった、と述べていた。短期金融市場ではほぼ据え置きを織り込んでいる。ただ、直近の数字では英消費者物価指数の前年比は+6.7%と前回並み水準を継続していた。サービス部門の消費者物価は前年比+6.9%と前回の+6.8%からわずかに上昇した。2%のインフレ目標からは大きく乖離する数字となるなかで、各委員の票が再び割れることが予想される。

 今回のMPCはいわゆるスーパーサーズデーとなる。英中銀四半期金融政策報告、議事録公表、ベイリー総裁会見などが予定されている。米長期債とともに英長期債の利回りも上昇するなかで、インフレと成長見通しがどの程度引き下げられるのかが注目されよう。

 経済指標は米国関連が多い。米非農業部門労働生産性指数(速報値)(2023年 第3四半期)、米新規失業保険申請件数(10/22 - 10/28)、米製造業新規受注(9月)、米耐久財受注(確報値)(9月)などが発表される。

 発言イベント関連では、ベイリー英中銀総裁の記者会見が注目されるほか、レーンECBチーフエコノミストの講演が予定されている。米主要企業決算は、アップル、スターバックス、モデルナ、ドロップボックス、コインベース、スクエア、アトラシアンなどが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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