[11月13日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2024 年 10 月限 11 月 6 日〜 11 月 10 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 9,590 9,617 ( 6) 9,435 (10) 9,519 -76 銀 111.3 111.3 ( 6) 109.3 ( 9) 110.5 -1.7 プラチナ 4,429 4,461 ( 6) 4,141 (10) 4,152 -282 パラジウム 5,400 5,400 ( 9) 5,100 (10) 5,100 -300 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 9 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 (12) 1,969.8 -29.4 | ドル・円 151.37 0.95 円安 銀 (12) 2,290.5 -38.0 | 日経平均 32,568.11 +618.22 プラチナ ( 1) 862.8 -81.5 | NY原油 (12) 75.74 -4.77 パラジウム (12) 1,009.10 -119.20 |* ドル・円は15時15分現在、原油は 9日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金はイスラエルのガザ侵攻も中東の紛争拡大が抑制されたことが上値を抑える要因、 とした。 金はイスラエルのガザ攻撃が続いているが、中東の紛争拡大が抑制されたことを受け て軟調となった。ただドル高が一服すると、買い戻されて下げ一服となった。現物相場 は10月18日以来の安値1945.16ドルを付けた。金先限は10月25日以来の 安値9435円を付けた。 イスラエル軍はガザ市を包囲し、市内で作戦を展開した。米ホワイトハウスは9日、 イスラエルはガザ北部から民間人が避難できるよう、毎日4時間、戦闘を休止すると発 表した。ただイスラエル軍は、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対する軍事作 戦について、いかなる停戦にも同意していないとした。レバノンの親イラン組織ヒズボ ラとイスラエルの戦闘があったが、紛争は中東全体に拡大することはなく、金に手じま い売りが出た。イスラエルのガザ攻撃の行方を引き続き確認したい。 10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比15万人増加と事前予想の18万 人増加を下回った。失業率は3.9%と前月の3.8%から小幅上昇した。労働市場の 減速の見方を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止の見方が強まった。ただ パウエル米FRB議長は、適切なら一段の政策引き締めを躊躇しないと述べ、インフレ 率を2%に下げる上で十分な引き締めを行ったと完全には確信を持てていないとの考え を改めて示した。CMEのフェドウォッチで、12月の米連邦公開市場委員会(FOM C)の利上げ確率は14.6%(前週19.8%)となった。 【金ETF残高は増加】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は9日時点で 1067.88トンとなり、前週末比3.60トン減少した。米国で4.04トン増 加、英GBSで0.24トン、英ETFSで0.11トン、オーストラリアで0.09 トン減少した。イスラエルのガザ攻撃が続いていることを受けて押し目買いが入った。 一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、10月31日時点 のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは16万3425枚となり、前週の14万 9385枚から拡大した。今回は新規買いが9584枚、買い戻しが4456枚入り、 1万4040枚買い越し幅を拡大した。 10月の中国の金準備は23トン増の2215トンとなった。12カ月連続で増加し た。10月末時点の外貨準備高は138億ドル減の3兆1010億ドルとなった。10 月の中国の貿易統計によると、輸出は前年比6.4%減(事前予想3.3%減)、輸入 は3.0%増(同4.8%減)で565億3000万ドル黒字(同820億ドル黒字) となった。輸出減少を受けて景気回復のもたつきに対する懸念が強まった。また10月 の消費者物価指数(CPI)は前年比0.2%下落と前月の横ばいから下落に転じ、生 産者物価指数(PPI)は同2.6%下落し、13カ月連続のマイナスとなった。さら なる支援措置が必要とみられている。 【銀は金軟調につれ安】 銀の現物相場は、金軟調につれ安となり、10月13日以来の安値22.29ドルを 付けた。中東の紛争拡大は抑制されており、今後の行方を引き続き確認したい。ユーロ 圏の景気後退懸念や中国の回復の遅れも下げ要因である。パウエル米連邦準備理事会 (FRB)のタカ派発言もあり、景気減速懸念が強まると、銀は軟調に推移するとみら れる。 9日のニーヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比22.80トン増 の1万3727.97トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉 明細報告によると、10月31日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは2万 0211枚となり、前週の2万4332枚から縮小した。手じまい売り、新規売りが出 た。 当面の予定(イベント・経済統計) 13日 企業物価指数 2023年10月(日本銀行) 米財政収支 2023年10月(財務省) 建玉明細報告(CFTC) 14日 英雇用統計 2023年10月(国立統計局) ユーロ圏域内総生産 2023年7-9月期改定(EUROSTAT) 独景況感指数 2023年11月(ZEW) 米消費者物価指数 2023年10月(労働省) 15日 国内総生産 2023年7-9月期1次速報 (内閣府) 中国小売売上高 2023年10月(国家統計局) 中国鉱工業生産 2023年10月(国家統計局) 英消費者物価指数 2023年10月(国立統計局) ユーロ圏鉱工業生産 2023年10月(国家統計局) ユーロ圏貿易収支 2023年9月(EUROSTAT) 米小売売上高 2023年10月(商務省) 米生産者物価指数 2023年10月(労働省) 米製造業景況指数 2023年11月(ニューヨーク連銀) 米企業在庫 2023年9月(商務省) 16日 機械受注 2023年9月(内閣府) 貿易収支 2023年10月速報(財務省) 中国住宅価格指数 2023年10月(国家統計局) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米輸出入物価指数 2023年10月(労働省) 米製造業景況指数 2023年11月(フィラデルフィア連銀) 米鉱工業生産・設備稼働率 2023年10月(FRB) 対米証券投資 2023年9月(財務省) 17日 英小売売上高 2023年10月(国立統計局) ユーロ圏国際収支 2023年9月(ECB) ユーロ圏消費者物価指数 2023年10月確報(EUROSTAT) 米住宅着工・許可件数 2023年10月(商務省) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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