株価指数先物【引け後】 過熱を冷ます調整のなか押し目買い意欲は強い

配信元:株探
著者:Kabutan
日経225先物 33450 ±0 (±0.00%)
TOPIX先物 2371.0 +1.0 (+0.04%)

 日経225先物(12月限)は前日比変わらずの3万3450円で取引を終了。寄り付きは3万3400円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3385円)にサヤ寄せする格好で、利食い優勢で始まった。寄り付き後は切り返す動きとなり、一時3万3620円まで上げ幅を広げ、ナイトセッションで付けた高値を上回る場面もあった。ただし、短期的な過熱感が警戒されるなか、ハイテク株を中心とした利益確定に連動する形で前場終盤にかけて軟化し、ランチタイムで3万3220円まで売られた。売り一巡後は3万3250円~3万3300円処での底固めを経て、後場はショートカバーが優勢となるなか、終盤にかけて3万3460円とプラスに転じる場面も見られた。

 日経225先物は、ハイテク株を中心に利益確定が強まったことから、ロングの持ち高調整や短期的なショートに向かわせたようだ。「米中首脳会談後の記者会見で、バイデン大統領は中国の習近平国家主席を『独裁者』だと発言」と海外メディアが報じたことがきっかけになったとみられる。

 もっとも、ボリンジャーバンドの+2σ水準を上回っていたことで過熱感が警戒されていたため、過熱を冷ます調整の範囲であった。前場終盤にかけてロングポジションを圧縮する一方で、売り一巡後は押し目待ち狙いのロングが入りやすくなった。底堅さがみられるなか、後場は若干ながらショートカバーを誘い込む流れとなり、結局は前日比変わらずで終えている。

 バイデン大統領の発言によって、米中首脳会談の成果が失われる可能性はあるものの、グローベックスの米株先物は小動きで推移しており、警戒感は強まっていないようだ。また、日経225先物は上向きで推移する+1σと+2σによるレンジを継続しており、+1σが3万2780円、+2σは3万3630円と、本日の高値水準まで上昇してきた。過熱を冷ましながら、6月19日に付けた年初来高値3万3710円をターゲットとしたトレンドが継続しており、短期的なショートを交えつつ、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.10倍に低下した。前場のハイテク株が軟化する局面で一時14.06倍まで低下したが、その後のリバランスによって上昇に転じる場面も見られた。14.05倍に位置する200日移動平均線が支持線として機能する格好であり、週足では26週線水準で攻防を見せているが、14.03倍辺りで推移する52週線が支持線として意識されるため、方向性としてはNTロングが入りやすい状況とみておきたい。

 手口面では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万5513枚、ソシエテジェネラル証券が1万8458枚、サスケハナ・ホンコンが5330枚、バークレイズ証券が3670枚、JPモルガン証券が3291枚、SBI証券が4659枚、日産証券が2187枚、野村証券が1万1236枚、ゴールドマン証券が4213枚、ビーオブエー証券が2951枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万7558枚、ソシエテジェネラル証券が2万1425枚、JPモルガン証券が5560枚、バークレイズ証券が5446枚、サスケハナ・ホンコンが3876枚、日産証券が3747枚、モルガンMUFG証券が4548枚、ゴールドマン証券が3827枚、SMBC日興証券が2641枚、ビーオブエー証券が2160枚だった。

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