[今日の視点]貴金属=総じて反落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて反落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安と円高を受けて
売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円高を
受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は3.81ドル安の
1980.58ドル、銀が7セント安の2371セント、プラチナが5.20ドル高の
899.90ドル、パラジウムは23.08ドル高の1056.50ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.47/49円で、前営業日の
大引け時点から1.10円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が9530円前後、銀は114.0円前後、プラチナは
4280円前後、パラジウムは4900円前後。
【NY金はドル安も戻りを売られる】
 金は前週末の海外市場では、ドル安となったが、戻りを売られて上げ一服となった。
 金は戻りを売られて上げ一服となった。米国債の利回りが低下するなか、ドル安に振
れたが、金は利食い売りなどが出た。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止見通し
が強い。ただ10月の米住宅着工件数は前月比1.9%増の年率換算137万2000
戸と市場予想の135万戸を上回り、3カ月ぶり高水準となった。米ボストン地区連銀
のコリンズ総裁は、インフレの緩和を示す証拠が増える中でも、追加利上げの可能性を
排除する用意はできていないと述べた。米金融当局者のタカ派発言が金の上値を抑える
要因である。
 米国とイスラエル、イスラム組織ハマスは、5日間の戦闘休止と引き換えに、パレス
チナ自治区ガザで人質となっている数十人の女性と子どもを解放することで合意に近づ
いている。一方、イスラエル軍は19日、イエメンのシーア派武装組織フーシ派が紅海
を航行していた貨物船を乗っ取ったと発表した。日本郵船が運航している船だという。
またガザ地区への侵攻作戦について、イスラエルのガラント国防相は18日の記者会見
で、「我々は地上作戦の第2段階に入った」と述べた。これまでの作戦でハマスに大き
な打撃を与えたとし、今後、同地区の南部でも、地上作戦を行う考えを示した。

 銀は前週末の海外市場では、金の戻りを売られたことにつれ安となった。
【NYプラチナは金軟調で戻りを売られる】
 プラチナは前週末の海外市場では、金軟調を受けて戻りを売られた。
 プラチナは金軟調を受けて戻りを売られた。米国債の利回り低下を受けてドル安に振
れたが、金の戻りを売られたことが圧迫要因になった。10月の米住宅着工件数が3カ
月ぶり高水準となった。ただニューヨーク市場で大口投機家が再び売り方に転じてお
り、売られ過ぎに対する警戒感から買い戻されると、地合いを引き締める可能性が残
る。
<今日の予定>
・独生産者物価指数 2023年10月(連邦統計庁)
・米景気先行指数 2023年10月(カンファレンスボード)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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