シカゴ・コーン市況=総じて続落、ブラジルの降雨や輸出低迷・小麦安などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2023/12    464.25      465.75      453.75      455.50      - 7.75
  2024/03    483.25      485.00      473.00      475.25      - 7.25
  2024/05    495.25      497.00      485.00      486.75      - 7.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        469,096        288,517        1,373,793 (- 52,974)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(11月23日までの週)
 コーン:40万6680トン(前週改定値:60万1068トン)
 小 麦:27万6585トン(前週改定値:36万6472トン)
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*米農務省発表の週間作物進度報告(11月26日までの週)
 コーンの作柄の発表は終了。
 コーン:収 穫: 96%(前週93%、前年99%、平年95%)
 冬小麦:発 芽: 91%(前週87%、前年90%、平年89%)
 作柄  良以上: 50%(前週48%、前年34%)
     劣以下: 15%(前週17%、前年26%)
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*米気象庁発表の6−10日予報(12月3日−12月7日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
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 コーンは総じて続落。終値の前営業日比は出来高の少ない先限が変わらずだが、それ
以外は7.75〜1.75セント安。12月限は7.75セント安の455.50セン
ト。
 ブラジル中部産地の降雨による作柄改善観測にや週間輸出検証高が前週を下回る弱気
な内容だったことが手掛かりとなり売り優勢で運ばれた。2ケタ安を記録した小麦の軟
調も売りを呼ぶ要因となった。この日の下落で12月限は21年7月以来の低水準とな
る450セント台を記録した
 シカゴコーン12月限は464.25セントで取引を開始。その後、軟化しながらも
462セント割れに抵抗を見せ、欧州の時間帯を終えるまで462〜464.50セン
トの限られたレンジでの高下が続いた。シカゴの時間帯を迎えると急速に値を落として
一時は453.75セントの安値まで軟化。それまで下値支持線となっていた462セ
ントを割り込んだことで手仕舞い急ぎの売りが誘発されたこともあって下げ幅が大きく
なったもよう。安値を離れた後は456.50セントが上値抵抗線として意識され、安
値圏で低迷したまま引けを迎えた。中心限月は3月限に移行し、3月限は473セント
まで下落し、直近んぽ安値を更新し、下値模索となった。

 米農務省(USDA)が発表した11月23日までの週のコーン週間輸出検証高は
40万6680トンで前週改定値の60万1068トンを下回った。今年度の累計は
726万7785トンで前年同期の581万7123トンを約24.9%上回った。
 USDAによると11月26日時点のコーン収穫率は96%で前年の99%を下回っ
たが、平年の95%を上回った。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 25〜26日にかけての週末にはパラナ州を中心に再びまとまった雨量を伴う降雨が
発生。リオグランデドスル州では25〜26日の週末に降雨は発生しなかったうえ、今
週は少雨傾向になるもよう。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 散発的な降雨が続く典型的な雨季となっている。寒冷前線の到来により週末には再び
まとまった雨量を伴う降雨が発生するだろう。

<アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部>
 この週末の降雨はなく、数日にわたって降雨は発生していない。ただ、28〜29日
には前線の通過に伴い降雨が発生する見込み。また、11月30日〜12月1日にかけ
ても再び降雨が発生する見通しとなっている。

<アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部>
 この数日は降雨は発生していないが、今週は28日から12月3日にかけて雨がちな
天気が続くだろう。全体的にコーンと大豆の生育にとって良好な生育環境を維持してい
る。
米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 米プレーンズ中部および南部では25〜26日にかけてまとまった量の降雪を記録。
気温が低下したものの、26日にはすでに雪が解け始めている。今週は穏やかな天気が
続き、週末にかけて平年を上回る水準まで気温が上昇する見込み。また、これに伴い土
壌水分の回復が促されるだろう。
 シカゴ小麦は軒並み2ケタ安。降雪を受けて米産地の土壌水分回復が見込まれ、生育
環境が改善に向かっていることや、米国の輸出の停滞が重石となった。
期近の限月の3月限は、前日比16.25セント安の561.00セントで取引を終え
た。

今日の材料
・ブラジル南部では雨がちな天気が続き降雨過多が懸念される。
・ブラジル中部産地では雨が降り続き土壌水分の回復が期待される。
・アルゼンチン産地では生育に適した天気が続く。
・11月23日までの週のコーン週間輸出検証高は40万6680トンで前週改定値
 の60万1068トンを下回る。
・11月26日時点のコーン収穫率は96%で前年の99%を下回るも、平年の95%
 を上回る。
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