プラチナ午前=プラチナが反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ
一服を受けて戻りを売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが33〜19円安、プラチナミニが
23.0〜7.0円安、プラチナスポットが71円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5136枚、プラチナミニが289枚、
プラチナスポットが1212枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは抵抗帯で上値を抑えられる】
 プラチナは950ドル前後の抵抗帯を突破できず、戻りを売られた。米連邦準備理事
会(FRB)の利下げ期待が高まったが、景気減速懸念が残ることから戻りを売られ
た。米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、消費者が裁量的な支出を控えたため、
米経済活動はここ数週間に減速したと指摘した。
 11月の中国の購買担当者景況指数(PMI)は製造業が49.4と前月の
49.5から低下した。事前予想は49.6。非製造業は50.2と同50.6から低
下した。事前予想は51.0。
 プラチナ先限は夜間取引で4339円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=147円前後の円高に振れた。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の932.70ドルから、ドル安が
下支えになったが、ドル安が一服すると、戻りを売られた。
 午前11時現在、プラチナは932.99ドル、パラジウムが1026.37ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが940.18ドル、パラジウムが
1050.46ドル。
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