シカゴ大豆市況＝期近が下落、ブラジルの降雨やドル高で手じまい売り優勢

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              始　値　　　高　値　　　安　値　　　帳入値　　  前日比
   2024/01   1,347.00    1,351.50    1,339.25    1,342.75     - 4.25
   2024/03   1,365.25    1,369.75    1,357.75    1,362.25     - 3.25
   2024/05   1,378.25    1,382.00    1,370.75    1,375.25     - 3.50
　　　単位：枚　　　推定出来高　　　前日出来高　　　前日取組高（前々日比）
　　　先物　　　　   224,727    　   212,457         735,545  （-    938）

　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
４時現在の数値です。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＊米農務省（ＵＳＤＡ）発表の週間純輸出成約高（１１月２３日までの週）
　大　豆：１８９万５３００トン（事前予想レンジ：８５万〜１５０万トン）
　大豆粕：　　６万４６００トン（事前予想レンジ：１０万〜　５５万トン）
　大豆油：　　　　　７００トン（事前予想レンジ：０．５万〜２万トン）
＊米気象庁発表の６−１０日予報（１１月３０日−１２月４日）
　コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並み〜上回る
　コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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　大豆は期近が下落。終値の前営業日比は４．２５セント安〜１．７５セント高。中心
限月の１月限は４．２５セント安の１３４２．７５セント。
　週間輸出成約高が前週より増加したことが強材料ながら、ブラジル産地の降雨やドル
高に圧迫され、期近は売り優勢。月末商いで手じまい売りが先行したもよう。
　１月限は１３４７セントで取引を開始した後はアジアの時間帯に１３５１．５０セン
トの高値を付けたが、その後は次第に値位置を落とし１３５０セントを割り込んだ後は
１３４９セントを上値抵抗線とする足取りに転じた。シカゴの時間帯には１３４０セン
トを割り込む動きが見られながらも売り警戒から買い戻されたが、戻り売り圧力も強
く、終盤には１３４０セント台前半での安もちあいに転じ、この水準のまま終えた。
　米農務省（ＵＳＤＡ）が発表した１１月２３日までの週間純輸出成約高は１８９万
５３００トンと、前週の９７万０３００トンの約２倍程度と大きく増加した。今年度の
累計純輸出成約高は３０９５万０２００トンと、前年度同期の３７０７万７５００トン
を約１６．５％下回っている。

　ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り（民間気象会社の天気
概況及び予報を要約）。

＜ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州＞
　リオグランデドスル州では雨が止んでおり、土壌水分の乾燥が促されている。ただ、
週末にかけて前線が到来し、降雨が発生する見込み。ブラジル南部産地では１２月を通
して雨がちな天気が続く見通し。
＜ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部＞
　散発的な雨が降り続いている。また、週末から来週にかけて降雨が発生するだろう。
これにより大豆の生育が促される見込み。

＜アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部＞
　前線が到来し広い範囲で降雨が発生。３０日から１２月１日にかけて、さらに週末か
ら１２月４日の週にかけても降雨が発生するだろう。全体的に大豆、コーンの生育に適
した状態を維持している。

＜アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部＞
　１１月２８日以降は雨がちな天気が続き、土壌水分の回復が引き続き促される見込
み。コーン、大豆の生育に適した状態が続くだろう。
米小麦産地の天気概況は以下の通り（米農務省の天気概況及び予報を要約）。
　気温の上昇により大幅に雪が解け、小麦の生育を促す土壌水分の確保に繋がった。
１１月３０日から１２月１日にかけて北部を含めた地域で降雨が発生。また、週末にも
局地的な降雨が見込まれるが、４日の週は少雨傾向に転じ、気温も上昇するだろう。
　大豆製品は、大豆粕、大豆油ともに続落。大豆の軟調な足取りを受けて売り優勢とな
った。大豆粕の期近１月限は３ドル安の４２４．４ドル。
今日の材料
・ブラジル南部産地では今週末以降は雨がちな天気に。
・ブラジル中部産地で降雨。土壌水分の回復が進む。
・アルゼンチン産地は広い範囲で降雨が発生。作付、生育に適した状況が続く。
・米プレーンズ中部および南部では気温が上昇。雪解けにより土壌水分が回復。

MINKABU PRESS

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