ゴム週間展望=下値を試しやすい、5月限は254.8円割れなら売り加速か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
             [12月4日からの展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     週間高低(カッコ内は日付)  先限つなぎ足 11月27日〜12月1日
<国内>         始 値     高 値       安 値      帳入値     前週比
 RSS先限      266.0      266.0(27)   266.0(27)   266.0        0.0
  24年5月限      265.7      271.9(29)    255.0( 1)   256.7      -  9.3
 TSR20    226.0      226.0(27)    221.0(30)   221.0      -  5.0
=======================================
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.01円  前週末比 1.26 円高
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週までのレビュー】上値を試して失敗しており、下振れしやすい状況とみた。下攻
めとなる可能性があるとした。
【ファンダメンタルズに変化なし、売り優勢】
 JPXゴムRSS3号の活発限月の5月限は、売りが先行している。12月1日に
は、一時255.3円まで下落する場面があった。すぐに260円台を回復したが、
徐々に上値・下値を切り下げており、10月30日の安値254.8円割れには注意し
たい。
 ファンダメンタルズには、大きな変化はみられない。指定倉庫在庫は、低水準にある
が、各社倉庫には在庫はあるとみられ、需給がひっ迫してはいないだろう。また、中国
の景気減速感が強まっている。追加経済対策が打たれなければ、株式・商品相場ともに
軟化しそうだ。テクニカル的には、支持線を割り込んでおり、目先、売り圧力が強まり
そうだ。
【上海ゴムは下放れ】
 上海ゴムの中心限月1月限は、下値を試す可能性が出てきた。 上海ゴムの中心限月
1月限は、11月29日に9月27日の安値1万3760元を下抜き、一時1万359
5元まで下落した。翌30日は1万3640元で引け、これまで支持となっていた、一
目均衡表の雲の下限1万3820元をしっかり下抜いた。現状、1万3500元前後が
支持線になるとみられるが、同水準を割り込むと、節目の1万3000元まで特に目立
った支持線も見当たらない。売りが加速することが予想される。

【中国製造業PMIは2カ月連続で50割れ】
 11月30日に中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PM
I)は49.4となり、10月の49.5から低下した。2カ月連続で景況感の分かれ
目とされる50を下回った。同時に発表された11月の非製造業PMIは50.2とな
り、前月の50.6を下回った。また、11月27日に発表された10月の中国工業部
門企業利益をみても、前年比2.7%増と3カ月連続で対前年比では増加しているもの
の、伸びは鈍化を始めている。
 中国は不動産不況や地方政府の債務問題などから景気が減速している。中央政府は財
政出動などの施策を打ち、中央銀行にあたる人民銀行は利下げを行うなど、財政・金融
の両面から景気対策を実施しているが、その効果にも陰りが出てきた。市場は、追加の
経済対策待ちとなっており、次の施策が打ち出されるまで、中国の株式市場・商品市場
ともに上値が重くなりそうだ。
【東京ゴム活発限月の3月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の5月限は、売り優勢となった。直近1カ月の値動きをみ
ると、11月上旬は260円前後でもみ合いとなったのち、11月中旬から買い意欲が
高まり、17日には一代の高値となる277.2円まで上昇した。だが、同水準で上値
が重くなると、22日には261.9円まで下落した。29日に271.9円まで戻し
たものの、同水準では戻り売りを浴び、12月1日には255.3円まで一時下落する
場面があった。
 売りが先行すれば、終値ベースで260円をしっかり下抜くかに注目したい。同水準
をしっかり割り込んで引けると、10月30日の安値254.8円が視野に入る。安値
更新となれば、250円を目指した展開となりそうだ。
 一方、買いが先行すれば、270円台回復に注目したい。270円台にしっかりと乗
せることが出来れば、11月17日に付けた一代の高値277.2円を試そう。一代の
高値を更新すれば、節目の280円を目指した動きとなる。
【今週の注目ポイント】
 上海ゴムに注目したい。これまで支持となっていた一目均衡表の雲の下限を下抜き、
節目の1万3500元前後での攻防となってきた。同水準も下抜くと、1万3000元
を目指した下落局面とりそうだ。
【相場予想レンジ】
 12月4日〜8日のゴムRSS3号5月限の中心レンジ予想は250〜280円。テ
クニカルの支持線は254.8円(10月30日の安値)、抵抗線は270.0円(節
目)。
 <当面の予定(イベント・経済統計)>
 4日 独貿易収支 2023年10月(連邦統計庁)
    米耐久財受注 2023年10月確報値(商務省)
    米製造業新規受注 2023年10月(商務省)
 5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2023年11月(財新)
    キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2023年11月確報(Markit)
    ユーロ圏生産者物価指数 2023年10月(EUROSTAT)
    米非製造業景況指数 2023年11月(ISM)
 6日 独製造業受注 2023年10月(経済技術省)
    ユーロ圏小売売上高 2023年10月(EUROSTAT)
    全米雇用報告 2023年11月(ADP)
    米貿易収支 2023年10月(商務省)
    政策金利発表(カナダ銀行)
 7日 中国貿易収支 2023年11月(税関総署)
    独鉱工業生産指数 2023年10月(経済技術省)
    ユーロ圏域内総生産 2023年7-9月期確報(EUROSTAT)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米卸売在庫 2023年10月確報値(商務省)
 8日 全世帯家計調査・消費支出 2023年10月(総務省)
    国内総生産 2023年7-9月期2次速報 (内閣府)
    国際収支(経常収支) 2023年10月(財務省)
       上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
    独消費者物価指数 2023年11月確報(連邦統計庁)
    米雇用統計 2023年11月(労働省)
    米消費者信頼感指数 2023年12月速報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)
     MINKABU PRESS
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。