［今日の視点］とうもろこし＝先限は夜間の堅調を引き継ぎ買い優勢に

　とうもろこしは、先限が夜間取引を１４０円高で堅調に引けた流れを引き継ぎ、序盤
は買い優勢で推移か。ただ、４日以降は３万９６００円を上値抵抗線とする流れが続い
ているだけに、上値の重さを確認後、上げ幅を削る可能性がある。
　シカゴ期近３月限と円相場１ドル＝１４７．２０円からの換算値は３７０円高。先限
は夜間終了時からは上げ幅を拡大し、序盤２００円程度の上昇を予想。テクニカル要因
は依然として弱気。３万９３００円割れとなると３万９２００円前後まで軟化する不安
がある。
　夜間の出来高は４枚のみにとどまっているだけに日中取引でも新規材料不足のため
閑散商いを継続しそうだ。新規売買は限られると予想されるだけに期先の手じまい売り
を警戒したい。

　５日のシカゴコーンは小幅まちまち。中国向け大口成約が連日伝えられたことを受け
てシカゴ小麦が大幅高となっていることが買い支援要因ながら、コーン独自の材料は乏
しい。米国の需給緩和が確定的なだけに小麦に追随する場面が見られても３月限は現在
の４９０セント前後という値位置を大きく離れる可能性は低い。
 ＪＰＸとうもろこし先限の寄り付き予想は３万９４５０〜３万９６００円。本日の日
中取引の予想レンジは３万９３００〜３万９７００円。
＜今日の予定＞
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 国内総生産 2023年7-9月期（連邦統計局）
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報（石油連盟）
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査（資源エネルギー庁）
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 小売売上高 2023年10月（EUROSTAT）
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 製造業受注 2023年10月（経済技術省）
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数（MBA）
【経済】22:15 雇用統計 2023年11月（ADP）
【経済】22:30 貿易収支 2023年10月（商務省）
【工業】12/7 00:30 週間石油統計（EIA）
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 貿易収支 2023年10月（カナダ統計局）
【経済】12/7 00:00 政策金利発表（カナダ銀行）
【経済】12/7 00:00 Ivey購買担当者景況指数 2023年11月（RISB）
MINKABU PRESS

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