経済統計解説＝来年の米利下げ開始観測が強まる

　米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で政策金利が据え置かれた一方、ドットプロット
から来年の利下げ開始観測が強まった。来年３回の利上げが示唆されている。パウエル
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長も「利下げのタイミングを協議した」と発言する
など、ハト派寄りの態度を見せた。「長く我慢しすぎるリスクは認識している」とも語
った。来年の米大統領選を控えて、金融緩和が始まる可能性が高い。
　１１月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）でコア前年比が＋２．０％まで鈍化し、
２０２１年１月以来の低水準となった。コア前年比の２％水準は長期的に見て十分に抑
制されている水準である。インフレ率の改善が続くだろう。
　１０月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比０．７％減となった。低下基調が鮮明とな
っている。年末にかけて景気悪化の兆候が強まっていると思われる。
MINKABU PRESS

• 東京石油夜間序盤＝原油９月限は８２０円安の７万６７９０円で推移
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• 東京貴金属夜間序盤＝金先限は２２７円安の１万１３４５円
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• 東京ゴム夜間序盤＝ゴム９月限は２．９円安の３００．８円で推移
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• ＮＹ金　時間外取引　２３０９ドルと前日終値付近で推移
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• ＮＹ原油　時間外取引　７９ドル台前半で揉み合う
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