貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の急伸を受けて 買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)は円高を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は50.01ドル高 の2027.00ドル、銀が112セント高の2379セント、プラチナが5.09ド ル高の935.50ドル、パラジウムは13.99ドル高の991.10ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=142.54/56円で、前営業日の 大引け時点から3.05円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が9290円前後、銀は114.0円前後、プラチナは 4265円前後、パラジウムは4600円前後。 【NY金は米FRBの利下げ見通しで急伸】 金はきのうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ見通しが示 されたことを受けて急伸した。 金は米連邦理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になった。11月の米生産者 物価指数(PPI)は前年同月比0.9%上昇と、前月の1.2%上昇から伸びが鈍化 した。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定された。ただ金 利・経済見通しで、19人の政策担当者のうち17人が2024年末には政策金利が現 在よりも低下するとの予想を示した。2024年は3回の利下げが予想された。ただパ ウエル米FRB議長は会合後の記者会見で、予測はあらかじめ決められた計画ではない と強調した。CMEのフェドウォッチでは、来年3月の利下げ確率が68.1%(前日 39.7%)に上昇した。 銀はきのうの海外市場では、米連邦理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて急伸し た。 【NYプラチナは米FRBの利下げ見通しが支援】 プラチナはきのうの海外市場では、米連邦理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて 押し目を買われた。 プラチナは米連邦理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になった。米連邦公開 市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定されたが、当局者の利下げ見通しを受け てドル安に振れた。来年3月の利下げが織り込まれた。ただパウエル米FRB議長は会 合後の記者会見で、物価上昇圧力が再び台頭しないようにするため、追加利上げの選択 肢を外す用意はないとした。一方、中国の中央経済工作会議では産業政策が重視され、 住宅部門の救済策は示されなかったことから、新たな景気刺激策を期待していた投資家 の失望を招いた。中国勢の動向も確認したい。 <今日の予定> ・機械受注 2023年10月(内閣府) ・金融政策理事会(ECB) ・政策金利公表(BOE) ・米小売売上高 2023年11月(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米輸出入物価指数 2023年11月(労働省) ・米企業在庫 2023年10月(商務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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