●論点解説ゴム、2023年の天然ゴム相場レビュー=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 2023年の天然ゴム相場は前年比(執筆時点)38.00円高となった。昨年の
20.00円安から切り返している。年間高値は276.90円であり、昨年の
275.10円を上回った。ただし、年間安値は194.00円であり、こちらは昨年
の207.10円を割り込んでいる。3年連続で大きな値動きは見られないが、全体と
して不安定な値動きながら方向性を欠いた。
 原油相場と同様に、年前半は中国経済の停滞に上値を抑えられた。ゼロコロナ政策終
了後の中国経済が期待外れの状態にあり、一時200円の節目も割り込んだ。しかし、
8月下旬以降は異常気象エルニーニョ現象による供給障害と国内低在庫環境が相場の急
騰を促し、10〜11月は270円水準での攻防になった。円安環境も年間を通じてサ
ポート要因になった。ただし、12月は産地供給環境が安定化したこと、為替が円高に
振れたこと、中国経済の減速懸念蒸し返しもあり、一気に250円台まで上げ幅を削る
展開になった。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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