【これからの見通し】ドル高円安意識も、週末を前に動き限定的か

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】ドル高円安意識も、週末を前に動き限定的か

 年明けに入って進むドル高の流れが、昨日の米消費者物価指数発表後に加速し、一時146円41銭まで上値を伸ばした。その後米CPI発表前の水準に押し戻されると、12日東京朝にいったんドル売りが強まる形となり144円85銭を付けている。
 ただ、中期的な流れはまだ上方向という意識が強い。能登半島地震などを受けて日本のマイナス金利早期解除見通しが後退。本命とされた春闘の集中回答日後となる4月会合での解除見通しまで後退している状況となっている。本日関係者筋情報として報じられた日銀の24年度物価見通しが下方修正される見通しも円売りの材料となっている。
 日米の金利差を狙った取引が当面続くとの思惑から、ドル円はしっかりした動きが見込まれる。

 22時半に発表される12月の米生産者物価指数は前年比+1.3%と11月の+0.9%から伸びが強まる見込み。昨日のCPIに続いてPPIも強めに出ることで、ドルを支える可能性があることもドル円を支える材料となりそう。

 ただ、週末を前に昨日の高値をトライするほどの勢いが出るのかは微妙なところ。これまでの上昇に対する調整の意識もあり、この後は144円台後半から145円台にかけてのレンジ取引を見込んでいる。

 ユーロドルは1.09台後半推移が続いている。大台を超えて動きが進むだけの勢いが見られず、この後もレンジ取引が見込まれる。

 ポンドドルは午前中に1.2785までと、昨日高値を超えて2024年に入って一番のポンド高を付けた。来週の英消費者物価指数の結果次第で早期の利下げ期待が後退するとの思惑もあり、ポンドは比較的堅調な動きが見込まれる。

 ユーロ円は159円台前半推移。日経平均の力強い動きがクロス円の支えとなっている。ただ昨日160円台を付けたことで上値一服感がありそう。このあとは少し落ち着いた動きが見込まれる。

MINKABU PRESS 山岡和雅

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