プラチナ午前=プラチナは続落、NY市場の戻り売りで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク市場で戻
りを売られたことや円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の
堅調や円高一服が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが32〜13円安、プラチナミニが
26.0〜14.5円安、プラチナスポットが32円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万4304枚、プラチナミニが
1216枚、プラチナスポットが4749枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは株安で戻りを売られる】
 プラチナは株安が圧迫要因になった。米生産者物価指数(PPI)の下落で米連邦準
備理事会(FRB)の3月利上げ見通しが強いが、米金融大手の銀行の決算が強弱入り
混じる内容となったことを受けて株安に振れた。中国の消費者物価指数(CPI)が3
カ月連続でマイナスとなり、デフレ圧力が強く、中国経済の先行き懸念が出ていること
も下げ要因である。
 プラチナ先限は夜間取引で4231円まで下落した。ニューヨーク市場で戻りを売ら
れたことや円高が圧迫要因になった。円相場は円高が一服し、1ドル=145円台前半
で推移した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の908.70ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
 午前11時現在、プラチナは914.02ドル、パラジウムが975.72ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが919.40ドル、パラジウムが993.57
ドル。
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