プラチナ市況=プラチナは総じて続落、現物相場の低迷や円小反発で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,552    -33     9,560   -32  : 2,011.03   - 6.99
銀          106.7    0.0     110.1   0.0  : 2,262.00   - 5.00
プラチナ     4,244    + 1     4,232   -16  :   890.61   - 3.03
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   929.89   - 3.37
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.89   +0.10  ユーロ・ドル相場   1.0901  +0.0044
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続落。プラチナはニューヨーク安
を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服も
先限は正午前、18円安で軟調に推移した。午後は現物相場の低迷、場中の円の小反発
で戻りを抑えられ、16円安で引けた。24年12月限は4206円まで下落し、一代
安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが23円安〜1円高、プラチナスポットが6
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万5659枚、プラチナミニが1096枚、プラチナス
ポットが6724枚、パラジウムが0枚。

【プラチナ先限はプラスサイドに浮上できず戻り売り圧力示す】
 プラチナ先限は夜間取引で昨年12月8日以来の安値となる4206円まで下落。夜
間取引の後半から下値を切り上げ、日中取引で1円安の4247円まで戻した。プラス
サイドに浮上できず、戻り売り圧力の根強さを示した。
 今日の中国株の代表的な指数な上海総合指数は続落。昨日、2020年5月以来の安
値となる2833.62をつけたが、今日は2760.97まで低下し、2020年4
月以来の安値を更新。中国の景気停滞・不安、企業業績の悪化懸念から下値模索。中国
リスクがプラチナ市場の圧迫要因。中国は2月10日から17日までが今年の春節とな
る。春節期間の消費動向の見極めが必要として、プラチナもしばらく低迷か。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、底堅く推移。午前8時前に880ドルの安値をつけ
たが、午前10時過ぎに890.52ドルまで戻した。いったん883ドル台に下落し
たが、買い拾われた。午後になり、890ドル台を回復。
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