プラチナ午前=プラチナは続落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは円高を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となった。パ
ラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが36〜14円安、プラチナミニが
32.0円安〜12.0円高、プラチナスポットが63円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが7331枚、プラチナミニが458枚、
プラチナスポットが5065枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米FOMC後に上げ一服】
 プラチナは米連邦公開市場委員会(FOMC)後に売り圧力が強まった。全米雇用報
告が事前予想を下回ったが、米FOMC声明で利下げを急いでいないことが示唆され
た。またパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は会見で3月利下げを否定した。一
方、1月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2で昨年12月の
49.0から上昇したものの、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で下
回った。1月の中国の財新製造業PMIは50.8と前月の50.8から横ばいとなっ
た。
 プラチナ先限は4330円まで下落した。円高やドル建て現物相場の上げ一服が圧迫
要因になった。円相場は1ドル=146円台後半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の920.94ドルから、押し目を
買われ、924ドル台に上昇したが、ユーロの小動きを受けて上げ一服となった。
 午前11時現在、プラチナは920.48ドル、パラジウムが977.42ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが922.47ドル、パラジウムが978.64
ド
ル。
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