イスラエルとハマスが一時停戦する可能性が原油相場を圧迫した。前週にイスラエ ル、米国、カタール、エジプトが協議を行い、停戦合意案を作成した上で、カタールが ハマスに同案を提示したと報じられている。45日の停戦、人質解放などが盛り込まれ ており、地政学リスク軽減の可能性が利食い売りを誘っている。実際には簡単に合意で きる問題ではないとみられるが、少なくともイスラエルが停戦協議のテーブルについて いることは大きな変化である。仮に停戦合意が実現すると、フーシ派の船舶に対する攻 撃も止まる可能性がある。地政学リスクの一点で年初から底固さを見せている相場であ り、地政学リスクが緩和される可能性が浮上すると当然に値下がりする。供給障害や需 給ひっ迫が発生している訳ではないため、どの程度の地政学リスクのプレミアム加算が 可能かが、最大の焦点になっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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