ＮＹ原油市況＝反発、中東地域の緊張やリビアの製油所の稼働停止の報で

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値     高　値　 　安　値　　帳入値　　　前日比
  2024/04     77.15      78.05      76.32      77.91      + 0.87
  2024/05     76.74      77.43      75.95      77.31      + 0.69
  2024/06     76.30      76.91      75.57      76.78      + 0.58
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
    704,490             845,163     　       1,657,788   （-  7,614）
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比は期近２限月が０．６９〜０．８７ドル
高。その他の限月は０．２６〜０．５８ドル高。
　前日圧迫要因となっていた世界最大の原油輸入国である中国の需要懸念などで、欧州
の時間帯までは上値が重かったが、イスラエルのガザ攻撃やイエメンの武装組織フーシ
派の紅海などでの商船攻撃など中東地域の緊張が続くなか、この日はリビアの製油所の
稼働停止が報じられたことで、米国の時間帯に入るとプラスサイドに切り返す展開とな
った。後半には米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事録の公表後にこの日の高値を付
けたが、米石油協会（ＡＰＩ）の週報の発表を控えていることもあり、直近高値を試す
うな騰勢はなかった。、

　４月限は、アジアの時間帯の時間外取引では７７ドル台前半で比較的小幅なもみ合い
が続いた。欧州の時間帯に入ると、７７ドル台を割り込んで安値は７６．３２ドルまで
あった。しかしそのあと米国の時間帯に入ると切り返す展開となり、７７ドル台回復か
ら後半には７８ドル台に乗せて、高値は７８．０５ドルまであった。、

　なお、通常水曜日に発表されている米エネルギー情報局（ＥＩＡ）の週報は、今週は
１９日が米プレジデンツデーの祝日となった関係で、一日遅れて２２日の木曜日に発表
される。

　現地報道によると、リビア北西部のザウィヤ製油所（処理能力は日量１２万バレル）
が、未払い賃金の支払いが待遇改善を求めた石油施設警備隊（ＰＦＧ）の統制下に入り
稼働を停止した。同製油所の処理能力はリビア全土の約３割を占めている。
　改質ガソリンは反発。ヒーティングオイルはまちまち。期近は続落。ガソリンは原油
高に追随したが、ヒーティングオイルは逆ザヤ化していた期近限月の上ザヤ修正が続い
てる。
今日の材料
・リビアのザウィヤ製油所（処理能力は日量１２万バレル）が稼働停止。
MINKABU PRESS

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