●論点解説原油、期近に地政学リスクのプレミアム＝マーケットエッジ

　原油相場は中東情勢に下値を支えられる展開が続いている。イスラエルのガザ地区に
対する攻撃は勢いを増している。国際世論は厳しさを増しているが、米国がイスラエル
の攻撃を抑制することができず、３月のラマダンも激しい戦闘が続くのではないかとの
見方が強くなっている。停戦協議が再開されれば急落する可能性もあるが、現状では停
戦協議再開の目途が立たない状況にある。期近限月に対してリスクプレミアムを加算す
る動きが強化されている。２２日の米石油在庫統計も注目されるが地政学リスクの評価
がメインテーマとなる地合が続いている。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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