ポンド円、高値水準を維持　英ＰＭＩは利下げ期待による金融サービス需要が後押し＝ＮＹ為替

　きょうのポンド円は１９０円台で激しく上下動しているものの、上昇トレンドは持続しており、２０１５年７月以来の高値水準を維持している。この日発表の２月調査の英ＰＭＩでサービス業が予想を上回り、ポンド円も一時１９０円台後半まで上昇する場面も見られていた。

　その２月調査の英ＰＭＩは主要なサービス業は予想を上回ったものの、製造業では予想を下回っていた。エコノミストからは、今回のデータは英成長が加速していることを示唆しており、昨年の景気後退が２０２４年に波及するのではないかという懸念を和らげると指摘している。

　しかし、今回の好転は利下げ期待による金融サービス需要によるもので、製造業は依然として縮小傾向にあるほか、消費者向けサービス業者も事業活動の減少を報告していた。

GBP/JPY　190.56　USD/JPY　150.50　GBP/USD　1.2662

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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