ゴム午前=総じて堅調、上海高やシンガポール高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、水準を引き上
げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがしっかりと推移しているこ
とやシンガポール高を更新し、高値圏での取引となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時53分現在のRSS3号は前営業日比変わらず〜3.8円高。活発限月の
8月限は同3.2円高の302.6円、期先2月限は出来ず、推定出来高は917枚
(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムが戻りを試す】
 上海ゴムの戻りが目立ってきた。中心限月の5月限は、夜間取引で1万4015元ま
で上昇し、1月4日以来の高値を付けた。日中取引では、1万3900元台に押し戻さ
れているが、1万4000元台に再度乗せれば、1月2日の高値1万4540元を視野
に入れた展開となる。
 春節明けの上海ゴムは、春節の大型連休中のJPXゴムRSS3号の上げ幅について
きていなかったが、ここにきて急速に地合いを引き締めている。同様にシンガポール市
場も買いが先行しており、各市場でスパイラル的な上昇となれば、JPXゴムRSS3
号も一段高の可能性がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は買い先行し、2.0〜4.5セント高。TSR
20も地合いを引き締めており、2.1〜3.1セント高。

 上海ゴムは買い先行。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、前営
業日200元高の1万3945元で推移。

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