とうもろこし週間展望＝小口の売買で乱高下しやすいが売り方に有利

                    ［3月4日からの１週間の展望］
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　　2月26日〜3月2日
　      　　　 　始　値   高　値　　 　安　値　         終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  37,000   37,190(29)   36,700 （27）   36,890      -130
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＜シカゴ＞1日終値　前週末比｜＜週間統計データ＞　　(2月22日まで)
   24/3  412.25   +12.50　 ｜週間輸出検証高：124万1,692トン
   24/5  424.75   +11.25 　｜週間輸出成約高：124万7,400トン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 150.40円  前週末比 0.13円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　【前週のレビュー】シカゴ安にも底堅いが期先の取組増まで仕掛け難。シカゴは安値
模索を継続かとした。
【とうもろこしは１１月限など複数限月が一代安値を更新】
　とうもろこしは売り圧力強く推移した。１月先限、期近１１月限、期近７月限が一代
安値を更新する下落となった。先限は３万６７００円まで下落し、先限つなぎ足として
１月１７日以来の安値をつけた。いったんは３万７０００円台に戻したものの、小口の
戻り売りで３万６８００円台に軟化し、１日の取引を終えた。
　最も取組高の多い期先１１月限は２月２８日に３万５７７０円まで下落し、一代安値
を更新。下値を切り上げ、３万６３００円で１日の取引を終えた。
　先限は１４日間の相対力指数（ＲＳＩ）が２８台で低迷するなど、チャートは弱気。
売り方に有利な値位置に変わりなし。新規売買が見送られ、小口の売買で乱高下しやす
いが、強気のチャートに転換するには２月１４日の高値３万７６１０円超えが必要。
　先限の取組高は２月２９日現在、２１枚のみ。１１月限が７９６枚あり、先限への限
月移行が進んでいない。期先１月限と１１月限のサヤは１０２０円。４日以降、サヤ修
正の動きがあるかに注目したい。
　出来高、取組高とも低迷。取組高は減少傾向となり、２９日時点で１３７８枚。年初
の１５２７枚から１４９枚の減少。４月の天候相場入り後の資金流入には、出来高、取
組高の回復が必要だが、現状、その兆しは見えず、新規売買は仕掛け難。
【シカゴコーンは安値更新後、買い戻しで自律修正高】
　シカゴコーンは期近３、５月限が２月２６日まで一代安値を更新し、下値を模索し
た。２７日から買い戻しが先行し、反発に転じた。３月限から５月限への限月移行が進
んだことも投機家の買い戻しを促す一因になったもよう。
　期近５月限は２月２６日に４０８．７５セントまで下落し、一代安値の更新が続い
た。２６日から反発に転じ、２９日に４３２セントの戻り高値をつけた。２６日以降、
取組高が大幅に減少しており、投機家の買い戻しが進んでいるもよう。
　２月２０日現在、大口投機家の売り越しは２６万６０６７枚まで増加。１カ月間で５
万枚近く増え、売り過剰感が台頭していたが、売り越し幅は２９日時点で２０万枚近く
まで減少したとみる。４日の週は８日に米農務省（ＵＳＤＡ）需給報告の発表があり、
玉整理から、さらに買い戻しが進む可能性がある。
 米農務省（ＵＳＤＡ）月例需給報告は、季節柄、米国産コーン需給予想の修正は小幅
にとどまるが、世界需給予報によるブラジル、アルゼンチン産の需給見通しに注意した
い。
　【当面の予定（イベント・経済統計）】
４日　スイス消費者物価指数 2024年2月（連邦統計局）
　　　米週間穀物輸出検証高（USDA）
５日　中国サービス業購買担当者景況指数 2024年2月（財新）
　　　ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年2月確報（Markit）
　　　ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年2月確報（Markit）
　　　ユーロ圏生産者物価指数 2024年1月（EUROSTAT）
　　　米耐久財受注 2024年1月確報値（商務省）
　　　米製造業新規受注 2024年1月（商務省）
　　　米非製造業景況指数 2024年2月（ISM）
６日　独貿易収支 2024年1月（連邦統計庁）
　　　ユーロ圏小売売上高 2024年1月（EUROSTAT）
　　　全米雇用報告 2024年2月（ADP）
　　　米卸売在庫 2024年1月確報値（商務省）
　　　政策金利発表（カナダ銀行）
７日　中国貿易収支 2024年2月（税関総署）
　　　独製造業受注 2024年1月（経済技術省）
　　　理事会結果公表（ECB）
　　　米貿易収支 2024年1月（商務省）
　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）
８日　全世帯家計調査・消費支出 2024年1月（総務省）
　　　国際収支（経常収支） 2024年1月（財務省）
　　　ゴム指定倉庫在庫（大阪取引所）
　　　上海ゴム指定倉庫在庫（上海期貨交易所）
　　　独生産者物価指数 2024年1月（連邦統計庁）
　　　独鉱工業生産指数 2024年1月（経済技術省）
　　　ユーロ圏国内総生産 2023年10-12月期確報（EUROSTAT）
     世界穀物・需給報告（USDA）
　　  米国産穀物・需給報告（USDA）
　　　米雇用統計 2024年2月（労働省）
　　　建玉明細報告（CFTC）

      　MINKABU PRESS
　   　　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

• 原油・石油製品供給統計週報＝石油連盟
  商品

  NEW

  09/10(水) 12:01
• シンガポールゴム市況＝ＲＳＳ３号は上昇、ＴＳＲ２０は総じて小幅安
  商品

  NEW

  09/10(水) 11:58
• ゴム午前＝まちまち、上海安を背景に徐々に地合いを緩める
  商品

  NEW

  09/10(水) 11:45
• 石油午前＝反発、閑散に売りなし商状のなか高もちあい
  商品

  NEW

  09/10(水) 11:35
• プラチナ午前＝プラチナが反発、押し目を買われる
  商品

  NEW

  09/10(水) 11:03