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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2024/03 412.00 420.75 412.00 417.50 + 5.25
2024/05 424.00 433.50 424.00 430.00 + 5.25
2024/07 435.25 444.25 435.00 441.25 + 5.00
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 263,431 306,688 1,499,365(+ 17,727)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(2月29日までの週)
コーン:108万3503トン(前週改定値:128万9093トン)
小 麦: 35万3137トン(前週改定値: 48万1999トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(3月9日−3月13日)
コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
(3日付。4日付は日本時間午前6時現在、未発表。)
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コーンは反発。終値の前営業日比は2.50〜5.25セント高。中心限月の5月限
は5.25セント高の430.00セント。
南米産地では今週も雨勝ちの天気が続くと予想されているが、一部地域での乾燥が警
戒されることや、これまでの下落の後の修正から買い戻す動きが広がったため買い優勢
で運ばれた。
5月限は424セントで取引を開始したが、これがこの日の安値となった。その後、
値位置を切り上げたがアジアから欧州の時間帯にかけては426〜429.50セント
のレンジで高下。シカゴの時間帯を迎えると買い戻す動きが広がるなか433.50セ
ントの高値まで値を伸ばした。高値を離れた後は急速に軟化して426セント台まで値
を落としたがこの水準では買い戻しが入って切り返し、辛うじて430セント台で引け
を迎えた。
米農務省(USDA)が発表した2月29日までの週のコーン週間輸出検証高は
108万3503トンで前週改定値の128万9093トンを下回った。今年度の累計
は2062万5301トンで前年同期の1533万0784トンを約35%上回ってい
る。
USDAは台湾向けの23/24年度積みコーン11万トンの大口成約を発表した。
ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(現地情報を要約)。
<ブラジル産地>
2日から3日にかけてブラジル中部では広い範囲で降雨が発生しているが、今週も引
き続き降雨になるだろう。今週、産地南部では活発な前線が移動してくる影響で、ほと
んどの地域で雨がちな天気が続くため、土壌水分が回復しサフリーニャコーンの生育環
境が改善する見込み。ただマトグロッソドスル州の一部地域では雨の境目となり、新し
く作付された穀物にとって乾燥した状態になる恐れがある。
<アルゼンチン産地>
前線の影響で2〜3日にかけてまとまった雨量を伴う降雨が発生。一方、北部では
7日まで降雨が続く見通し。南部では6日に新たな前線が到来し9日にかけて雨が降り
続く見通しとなっている。ほとんどの地域ではこの雨は好ましいものとなるが、南部の
一部の地域では十分な雨量に達しないもよう。とはいえ、全体的に結実期を迎えている
コーンおよび大豆にとっては好ましい生育環境となっている。
シカゴ小麦は反発。前週末の下落で売り警戒感が強まるなか買い戻す動きが広がっ
た。他穀物高も買いを支援した。中心限月の5月限は前日比6.00セント高の
564.00セントで終えた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
低気圧の影響で2日から3日にかけて北部で強風となったほか寒冷前線が到来した。
4日は自然発火が発生する可能性が高いが、低気圧が6〜9日にかけて移動する見込み
で、広い範囲で降雨が発生するもよう。また一部では降雪となる可能性がある。この降
雨や降雪により湿度が高まるだろう。
今日の材料
・ブラジル産地中部では広い範囲で降雨が発生。今週は雨がちな天気が続く。
・ブラジル産地では降雨により土壌水分が回復。
・アルゼンチン産地は慈雨が続き穀物の作柄は良好を維持。
・米小麦産地では強風の影響で自然発火の可能性があるが6日〜9日には降雨発生か。
・2月29日までの週のコーン週間輸出検証高は108万3503トンで前週改定値
の128万9093トンを下回った。
MINKABU PRESS
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