ＮＹ原油市況＝反落、ガザ停戦協議は難航も対話は来週も継続か

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値    　高　値　　　安　値　　　帳入値　　　前日比
  2024/04     79.13       79.53       78.02       78.93        - 0.20
  2024/05     78.41       78.89       77.47       78.32        - 0.09
  2024/06     77.79       78.30       76.94       77.78          0.00
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
     673,878            1,002,221             1,667,506    ( + 24,987)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 帳入値　　前日比
      ヒーティングオイル    2024/04     269.47    + 3.14
                            2024/05     263.29    + 2.14
         改質ガソリン       2024/04     255.48    + 0.09
                            2024/05     254.66    + 0.20
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が
０．２０〜０．０９ドル安。その他の限月は０．０４ドル安〜０．２６ドル高。
　イスラエルと武装組織ハマスのガザ停戦協議で合意はなく、ハマス側の交渉団が協議
の舞台となっていたエジプトのカイロを出発すると伝わった一方、ラマダン（断食月）
が始まる来週以降も協議が続くと伝えられたことが重しとなった。エジプト国営通信な
どが報道している。ただ、協議の場所や日時など詳細は不明。
　ただ、ハマスが要求しているパレスチナ自治区ガザの恒久的な停戦はイスラエルが拒
否しており、妥協点は見いだせていないもよう。イスラエルが要求する一時的な休戦や
人質交換が引き続き争点となっている。また、エジプトやカタールなど仲介国の合意へ
の努力をイスラエルが妨害しているとハマスは批判しており、協議の行方は不透明。
　昨日からドル売りが強まっていることはドル建てで取引されるコモディティの支援要
因。パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長は年内の利下げ開始に繰り返し言及
している。ただ、原油相場の反応は限定的。
　時間外取引で４月限は軟調。通常取引序盤にかけて売りが強まると、７８．０２まで
下げ幅を広げた。その後、買いが優勢となり一時７９．５３ドルまで上げたが上値は重
く、マイナス圏に押し戻されて引けた。
　改質ガソリンとヒーティングオイルは続伸。例年、春先から需要が高まっていく見通
しであることが支援要因。
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MINKABU PRESS

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