株価指数先物【昼】 ロングはエントリータイミングを引き上げ

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比870円高の4万0470円(+2.20%)前後で推移。寄り付きは4万0450円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(4万0335円)を上回り、買い先行で始まった。中盤にかけて4万0540円まで上げ幅を広げ、その後は4万0230円まで利食いに押される場面も見られた。ただし、終盤にかけてロングの流れが強まり、寄り付き水準を上回ってきた。

 日経225先物は、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の米株高の流れを引き継ぐ格好となった。また、マイクロン・テクノロジーが時間外取引で大きく買われたことも支援材料になったようだ。ボリンジャーバンドの+2σ(4万0400円)を上回り、短期的には過熱感が意識されやすい一方で、7日の高値(4万0340円)を明確にクリアしたことでロングのほか、ショートカバーが強まった形だろう。利食いは入りやすい水準と考えられるが、押し目待ち狙いのロングはエントリータイミングを引き上げざるを得ない状況となったと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.59倍に上昇した。ただし、一時14.62倍に上昇したが、25日移動平均線(14.63倍)に上値を抑えられる形となり、ボリンジャーバンドの-1σ(14.56倍)とのレンジ内での推移となった。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均型を牽引するものの、東証プライムの8割近い銘柄が買われるなか、NTでのスプレッド狙いは取りづらい。

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