【海外市場の注目ポイント】米ＦＲＢ関係者の発言など

　日本時間午後１１時１０分にボウマン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事が講演、同３日午前１時にウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演、同３日午前１時５分にメスター米クリーブランド地区連銀総裁が講演、同３日午前２時半にデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁が討論会に参加する。前週末にパウエル米ＦＲＢ議長は「米経済が非常に堅調なペースで成長し、労働市場も極めて強いという事実は、我々が利下げという重要な一歩を踏み出す前にインフレ率の低下についてもう少し確信を強める機会を与えてくれる」、「利下げを急ぐ必要はない」と述べていた。このあと発言する米ＦＲＢ関係者も早期の利下げに慎重な考えを示すようなら、ドルが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後９時には３月の独消費者物価指数速報値、同午後１１時には２月の米雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）や２月の米製造業受注の発表も予定されている。３月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比２．２％上昇となっており、前年比の伸びが前月の２．５％上昇から鈍化すると見込まれている。２月の米ＪＯＬＴＳは、求人件数の大方の予想が８７３万件となっており、求人件数が前月の８８６万３０００件から減少するとみられ、２月の米製造業受注は、大方の予想が前月比１．０％増となっており、前月比では３カ月ぶりに増加すると見込まれている。
　
MINKABU PRESS

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